接戦を演じた日本だったが、カナダを相手にフルセットで敗れた(C)Getty Images バレーボールネーションズリーグ(VNL)は男子予選ラウンドが3週目に入り、日本代表は6月18日、フィリピンのマニラでカナダ代表と対戦。現地ファ…

接戦を演じた日本だったが、カナダを相手にフルセットで敗れた(C)Getty Images

 バレーボールネーションズリーグ(VNL)は男子予選ラウンドが3週目に入り、日本代表は6月18日、フィリピンのマニラでカナダ代表と対戦。現地ファンからの大歓声に包まれる中、フルセットの激戦を演じるも、2-3 (21-25、25-20、15-25、25-20、10-15)で惜しくも敗れた。

【動画】まるでホームのような歓声 フルセットで惜敗したカナダ戦の映像

 世界ランク3位の日本は同12位のカナダを相手に必勝を期し臨んだ試合だったが、最後の最後で競り負ける形となり、フィリピンラウンドは黒星スタートとなった。

 セットカウント1-2で迎えた第4セット、開始直後よりリードされた日本は中盤以降、石川祐希の連続エースなど3連続ポイントで逆転。その後も山内晶大のクイックなどでリードを保ち、このセットを奪い返す。しかし第5セットでもリードを許す展開となり、カナダの強打やサーブ、さらに高いブロックに苦しむなど流れを引き寄せられず、最後は5点差で最終セットを落とし試合に敗れた。

 まさに熱戦となった日本対カナダ戦、開催地フィリピンの国内メディア『MANILA BULLETIN』でも試合結果をレポートしており、「カナダは観客のお気に入りである日本に対し3-2で激戦を制し、最終的に勝利を収めた」と報じている。

 また、勝利したカナダ選手のパフォーマンスも振り返り、「スティーブン・マーは、日本チームのトレードマークである守備力を打ち破る攻撃で、ゲームハイとなる24ポイントを記録した。アーサー・シュワーツも同様に15ポイントを稼いだ」などと記している。

 一方の日本チームに対しても同メディアは、現地でも高い人気を誇るという石川、西田有志、高橋藍に対し「スーパースター・トリオ」と評しながら、「いつものように日本のバレーを牽引した」と評価。

 さらに、「ニシダとイシカワはそれぞれ19得点を挙げ、タカハシは9本のアタック、2本のブロック、2本のサービスエースで13得点を挙げ、期待に胸を膨らませるフィリピンの熱狂的なファンの前で激しいプレーを繰り広げた」とスタッツを並べ、それぞれの活躍ぶりを称えている。

 カナダとの接戦を落とした日本は、試合後、世界ランク6位となったことが発表された。ふたたび上位浮上を果たすためにも、次戦6月21日のオランダ戦での勝利を目指す。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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