【MLB】ロッキーズ 5−9 ドジャース(6月17日・日本時間18日/デンバー)  地区首位をひた走るドジャースに暗雲が立ち込めた。16日(同17日)のロイヤルズ戦で7回、大谷翔平とともに“MVPトリオ”の一角としてチームを牽引してきたベッ…

【MLB】ロッキーズ 5−9 ドジャース(6月17日・日本時間18日/デンバー)

 地区首位をひた走るドジャースに暗雲が立ち込めた。16日(同17日)のロイヤルズ戦で7回、大谷翔平とともに“MVPトリオ”の一角としてチームを牽引してきたベッツが左手に死球を受け骨折。戦線を離脱することを余儀なくされてしまったのだ。

【映像】ベッツ骨折…場内騒然の死球シーン

 この日は負傷者リスト入りしたベッツに代わり、大谷が5月18日(同19日)のレッズ戦以来今季2度目となる「1番・DH」でロッキーズ戦に出場したが、一夜明けてもベッツのアクシデントにファンからは悲しみの声が止まらなかった。

 ベッツは前日のロイヤルズ戦、7回2死一塁で迎えた第4打席で、ロイヤルズ2番手右腕アルタビラが投じた97.9マイル(約157.6キロ)のストレートを左手首付近に受けてしまう。ボールが当たった瞬間、ベッツは苦悶の表情でその場にうずくまると、あまりの痛みにこらえきれず何度も地面を転がり回ってしまったほどだった。次打者の大谷もその様子を心配そうに見守るなか、ベッツは途中交代となった。

 結局ベッツは左手の付け根を骨折し、負傷者リスト入り。長期離脱は免れない状況となった。一夜明けたこの日も日本のSNS上では「ドジャースとしてもベッツの長期離脱は痛いだろうね」「骨折だったんですね…」「157キロのボールの威力すごい…」などベッツを心配する声や不在を嘆く声が多くみられたほか、「早く復帰して欲しいですね」と早期復帰を熱望するコメントも上がっていた。

 ロバーツ監督が示唆していた通り、ベッツに代わる1番打者としてロッキーズ戦に臨んだ大谷は、第2打席でタイムリーを放つと、第3打席でセンター右へのツーベース、第4打席でもライト線へのツーベースを放つなど3安打1打点1盗塁の活躍を見せている。この日9点を挙げて大勝したように、大谷、スミス、フリーマン、テオスカー・ヘルナンデスと並ぶ新打線も脅威だが、攻守の要で中心選手のベッツは特別な存在。じっくり治してほしいとは思いつつ1日も早い復帰を願うファンは多いのではないだろうか。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)