矢継ぎ早に強敵を撃破し、決勝ラウンドへの切符を掴んだ。中国は、今、日本へのリベンジに燃えている。(C)Getty Images  6月16日、日本と香港で行なわれていた女子バレーボール・ネーションズリーグ(VNL)の1…

 

矢継ぎ早に強敵を撃破し、決勝ラウンドへの切符を掴んだ。中国は、今、日本へのリベンジに燃えている。(C)Getty Images

 

 6月16日、日本と香港で行なわれていた女子バレーボール・ネーションズリーグ(VNL)の1次ラウンド第3週が終了。今月20日からタイで開催される決勝ラウンド(準々決勝)に進む8チームが出揃った。

 今大会でパリ五輪出場を決めた日本は5位で通過。来る準々決勝では、アジアの覇権を争う中国と激突する。1次ラウンドでの対戦ではセットカウント3-1で勝利したが、依然としてあなどれない強敵である。

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 無論、日本の動向は中国国内でも“徹底マーク”されている。

 スポーツ専門メディア『捜狐』は、16日に行われたアメリカ戦の内容を分析。日本が0-3のストレート負けを喫した結果を受け、「日本はアメリカに研究され尽くした。彼女たちは不利な状況にあった」と指摘。そのうえで1次ラウンドの最終2連戦でトルコとポーランドという世界屈指の強敵を破り、勢いに乗る母国代表の現況を伝えている。

「ランキングで日本の上を行くことになった今の選手たちは、メンタルも、技術も、最高潮に達している。決勝ラウンドでもハイレベルなブロックと攻撃力を展開できれば、日本にリベンジを果たせるはずだ」

 1次ラウンドでの対戦では、日本のスピードと徹底された守備力を前に屈した中国。ゆえに今回も熾烈な攻防の展開が予想されるが、『捜狐』は「今なら勝てる」と断言。ライバルを打ち破るポイントを列挙している。

「あの敗戦から奇跡的な復活を遂げたチームが日本にリベンジを果たすには高さを活かしたバレーを展開するべきである。そのうえで相手にリードを与えず、首根っこを掴まれないようにしなければならない。パリ五輪まで実戦の機会が少ないことを考えても、ここは主力を抜擢して勝ちに行くべきだ」

 リベンジに燃える中国。無論、日本にとっては一筋縄ではいかない強敵となりそうだが、パリ五輪を前にしっかりと手応えを掴みたいところだ。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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