16日、日本フットボールリーグ(JFL)第12節の6試合が行われた。 ◇高知 1-0 マルヤス 首位・高知ユナイテッドS…

16日、日本フットボールリーグ(JFL)第12節の6試合が行われた。

◇高知 1-0 マルヤス

首位・高知ユナイテッドSCがホームでFCマルヤス岡崎に勝利し、開幕7連勝からの2連敗ときて3連勝に。今節は2位・FCティアモ枚方が敗れており、勝ち点差が「8」まで広がった。

試合は押し気味ながら攻めあぐねる時間が続くも、いよいよ終盤の85分、DF小林大智のクリアが前線へ直接通り、ロングカウンターに。途中出場のFW金原朝陽が左サイドを抜け出す。

金原のクロスを待ち構えたのは、60分に金原と同時投入の“186cmの韋駄天”FW東家聡樹。ワントラップから左足を振ってネットを揺らし、この試合唯一のゴールに。高知が3連勝だ。

◇V大分 1-1 V三重

ヴィアティン三重は勝てば2位浮上というシチュエーション。アウェイでヴェルスパ大分と対戦し、前半終盤の45分、斜めのクロスにDF児玉慎太郎がヘディングで合わせて先制する。

しかし、首位高知先制とほぼ同時刻の85分、V大分のFW安島樹に同点弾を浴び、痛恨の1-1ドロー決着に。良い時間に先制できたV三重だが、順位も4位にステイすることとなった。

◇Honda 1-1 青森

ラインメール青森は前節終了時点で9位も、持ち味の堅守は昨季から不変で6戦無敗中。アウェイで昨季王者Honda FCと対戦したなか、28分にFW松本拓海のゴールで先制する。

ただ、早くも35分に同点とされ、1-1ドロー決着。決して大崩れしない強固さはあるが、12試合12ゴールの得点力では現状上位進出は難しいところか。次節はホームでV大分と対戦だ。

また、Hondaとしても、結果的に勝てば3位浮上という状況も、勝ち点1にとどまり、首位高知の独走に拍車をかける格好に。スロースターターもそろそろギアを上げねば連覇はない。

◇滋賀 1-1 沖縄

Jリーグ経験者を中心に空前の大型補強も、いまひとつ波に乗れないレイラック滋賀。本拠地HATOスタに沖縄SVを迎え入れたなか、25分に相手の決定機阻止で数的優位となる。

このファウルで得た直接FKをMF久保田和音が沈めて先制点。ところがしばらく1-0で推移させた74分、10人の沖縄がGKから丁寧なビルドアップを始め、11人の滋賀を崩してしまう。

最後は左からカットインしたFW青戸翔が右足を振り抜き、値千金の同点弾。この結果、滋賀vs沖縄の上位対決は勝ち点1ずつを分け合う形となり、こちらも高知の独走に拍車をかける。

◆第12節

6月16日(日)

高知ユナイテッドSC 1-0 FCマルヤス岡崎

ヴェルスパ大分 1-1 ヴィアティン三重

Honda FC 1-1 ラインメール青森

レイラック滋賀 1-1 沖縄SV

ソニー仙台FC 3-0 横河武蔵野FC

ミネベアミツミFC 0-0 クリアソン新宿

6月15日(土)

FCティアモ枚方 1-4 ブリオベッカ浦安

アトレチコ鈴鹿 5-1 栃木シティ

◆順位表

1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点30 | +14

2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +3

3位 栃木シティ | 勝ち点20 | +4

4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点20 | +4

5位 Honda FC | 勝ち点19 | +5

6位 沖縄SV | 勝ち点19 | +3

7位 レイラック滋賀 | 勝ち点17 | +5

8位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点17 | +2

9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点16 | +2

10位 ラインメール青森 | 勝ち点16 | +2

11位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -1

12位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | -3

13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -9

14位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点11 | -3

15位 クリアソン新宿 | 勝ち点10 | -12

16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -16