まさかの逆転負けを喫した日本は、残り2試合でパリ五輪の出場権獲得を目指す(C)Getty Images  女子日本代表は6月13日、バレーボールネーションズリーグ(VNL)福岡ラウンドの2戦目でカナダ代表と対戦した。日…

 

まさかの逆転負けを喫した日本は、残り2試合でパリ五輪の出場権獲得を目指す(C)Getty Images

 

 女子日本代表は6月13日、バレーボールネーションズリーグ(VNL)福岡ラウンドの2戦目でカナダ代表と対戦した。日本は1、2セットを連取したが、そこから3セットを続けてカナダに奪われ、セットカウント2‐3で敗れた。

【動画】カナダとの大熱戦! 五輪まであと一歩の日本は2セット連取からの逆転負け

 

 日本は勝てばパリ五輪出場決定だったこのカナダ戦、王手をかけながら試合中盤以降の3、4、5セットをいずれも落とすというまさかの展開に。最終第5セットでは14-13と勝利まであと1点と迫るも、追いつかれデュースの末14-16で逆転を許し、世界ランク10位と格下にあたるカナダの前に屈した。

 この試合前の時点で日本は世界ランク6位だったが、試合後は7位に後退。替わって中国が6位に浮上し、アジア最上位に位置することとなった。今大会で日本は、予選ラウンド終了時でのアジア&オセアニア最上位、または、出場権未獲得国の中でアフリカ最上位国を除いた上位3か国という、いずれかの順位となることで五輪出場権を獲得できる。

 この後の他国の試合結果も順位に大きく影響を及ぼすことなり、引き続きパリ五輪への出場権を目指す日本だが、カナダ戦での敗戦はアジアのライバルである中国の国内メディアにとっても、驚きの結果だったようだ。

 中国のポータルサイト『捜狐』では、カナダ戦の日本の試合内容を伝えるトピックを配信し、「まさかカナダが勝つとは予想していなかった」などと報じている。

 同メディアは、「この試合は日本チームが簡単に勝つだろうと誰もが思っていた」と綴るなど予想外の結果だったと強調。さらに、中国国内のファンからSNS上で、「日本の悲願は失敗した」という反応があったことも紹介している。

 また、試合後の世界ランクについても言及し、「カナダ女子バレーボールチームがまさかの3-2という結果で日本チームを破り、日本チームはアジア1位の座を明け渡した」と指摘。ふたたび中国が6位となり、「中国女子バレーボールチームがアジア首位に返り咲く」と称えながら、「中国女子バレーボールチームはアジアナンバーワンとしてパリオリンピックに出場することを強く望んでいる」として、自国代表への期待の言葉を続けた。

 日本は6月15日にセルビア戦、そして16日にアメリカ戦の残り2試合となった。ライバル国メディアも驚きを隠さない、衝撃の敗戦を喫した日本は気持ちを切り替え、五輪出場へ向け次戦こそチーム一丸で白星を掴みに行く。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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