日本の敗戦により、6位に浮上した中国。アジア最上位にもなり、五輪出場に前進した。(C)Getty Images  日本はあと一歩のところで熱戦に敗れた。 6月13日、パリ五輪予選を兼ねた女子バレーボール・ネーションズリ…

 

日本の敗戦により、6位に浮上した中国。アジア最上位にもなり、五輪出場に前進した。(C)Getty Images

 

 日本はあと一歩のところで熱戦に敗れた。

 6月13日、パリ五輪予選を兼ねた女子バレーボール・ネーションズリーグ(VNL)1次ラウンドが福岡・北九州で開催され、日本女子代表(世界ランキング6位)はカナダ(同10位)と対戦。

【動画】カナダとの大熱戦! 五輪まであと一歩の日本は2セット連取からの逆転負け

 

 勝てば、問答無用でパリ五輪出場が決まる大一番だったが、日本は2セットを先取しながらも、フルセットに持ち込まれて2-3(25-23、25-22、20-25、21-25、14-16)の逆転負けを喫した。

 五輪出場権が目の前にあるという重圧がパフォーマンスに影響したのか。わずかに力及ばずに敗れた日本は「-7.69ポイント」となり、世界ランキングが6位から7位に転落。6位には中国が再浮上した。

 日本の敗戦により、アジアトップの座に返り咲いた中国は、思わぬ形で舞い込んだ五輪出場権獲得の好機を喜ぶ。スポーツ専門メディア『捜狐』は「日本がアジア首位の座を明け渡した」と銘打ったリポートを掲載。カナダ戦を「最終セットにまでもつれ込む息が詰まるほどの熱戦」と振り返ったうえで「2セットを連取する夢のスタートを切った日本だったが、最後は競り負けた。これにより中国は他力ながら恩恵を得た」と伝えた。

 また、同メディアは別の記事でも「中国は五輪出場権をほとんど獲得したようなものだ」と強調。「中国は朗報を受け取った。それは日本がカナダに負けたというものだった。両チームの実力からすれば、日本はカナダよりも強いはずである。だが、彼女たちは2セットを奪ってから突如として力を失った。これで中国はアジアトップでの五輪行きが濃厚だ」と報じた。

 五輪出場権を巡る争いはいよいよ最終盤。果たして、日本は栄光の切符を掴みとれるか。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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