◇国内メジャー◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終日(9日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇7430yd(パー71)◇曇り(観衆8041人)首位タイから出た岩田寛が国内メジャー初優勝を飾った。通算13アンダーで並んだ石川遼…

初の日本タイトルを獲得した岩田寛。プレーオフで石川遼を下した

◇国内メジャー◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終日(9日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇7430yd(パー71)◇曇り(観衆8041人)

首位タイから出た岩田寛が国内メジャー初優勝を飾った。通算13アンダーで並んだ石川遼とのプレーオフを1ホール目で制し、賞金3000万円と5年間の複数年シードを獲得した。2023年「中日クラウンズ」以来となるツアー通算5勝目。43歳130日での優勝は大会最年長となる。

ツアーで過去2度のプレーオフはいずれも敗退。「人生で一度も勝ったことがなくて、リラックスしていた」と気負い過ぎることなく18番のティイングエリアに向かう途中、ギャラリーからの歓声に「泣きそうになった」という。

「遼VS僕なので、ほとんどが遼の応援だと思っていたら『岩田、頑張れ』って言ってくれて」。周囲から勇気をもらい迎えた1ホール目はともにグリーンを外したが、パーパットを外した石川に対して確実に寄せてパーセーブ。「最高ですね…はい」と優勝の喜びをかみ締めた。

石川は1イーグル8バーディ、1ボギー、大会コースレコードに1打差に迫る「63」をマークしてプレーオフに進出。2022年「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来の通算19勝目はかなわなかったが、11度目の出場で初の大会トップ10フィニッシュとなった。プレーオフについて「アプローチとパットの両方をミスしてしまった」と悔やんだ。

通算12アンダーの3位に、5位から「67」と伸ばした米澤蓮。一時は首位に立ったが、バックナインで3つのボギーをたたき5月「中日クラウンズ」以来のツアー2勝目には届かなかった。

通算11アンダーの4位に前年覇者の金谷拓実平田憲聖、ルーキーで大会初出場の岡田晃平。金谷は首位スタートから「70」と伸ばし切れず、大会初の連覇を逃した。岩田、金谷とともに首位から出た小木曽喬は「74」とスコアを落とし、通算7アンダーの12位で終えた。

<上位成績>
優勝/-13/岩田寛
2/-13/石川遼
3/-12/米澤蓮
4T/-11/金谷拓実平田憲聖岡田晃平
7/-10/今平周吾
8T/-9/稲森佑貴清水大成

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