朝倉のUFC挑戦に米メディアも注目しているようだ(C)産経新聞社 6月9日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された「RIZIN.47」で、朝倉海が米総合格闘技団体「UFC」参戦を正式発表した。現在、RIZINバンタム級王者であ…

朝倉のUFC挑戦に米メディアも注目しているようだ(C)産経新聞社

 6月9日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された「RIZIN.47」で、朝倉海が米総合格闘技団体「UFC」参戦を正式発表した。現在、RIZINバンタム級王者である朝倉はタイトルを返上することも明かし、強い覚悟ともに、世界中からトップファイターが集うUFCで頂点を目指す。

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 日本国内のファン、関係者に衝撃を与えた朝倉のUFC参戦表明は、もちろん米国内でもすでに大きな話題となっている。米スポーツメディア『GIVEMESPORT』は現地時間6月10日(日本時間11日)、「カイ・アサクラとは?UFCの日本からの最新契約選手」と銘打ったトピックを配信した。その中では、「UFCが新たに契約した大物選手はRIZINバンタム級王者のカイ・アサクラだ」と報じている。

 さらに、「アサクラとは何者なのか、そしてなぜこのUFCとの新契約がこれほどまでに大きな話題と注目を集めたのか、その理由をお伝えする」として、新たに海を渡る日本人ファイターの特徴などを紹介している。

 同メディアは「30歳のアサクラは日本のスーパースターであり、アジアで大勢の観客を魅了するなど、RIZINにとって非常に貴重な存在となっている」と指摘。さらに「先週末のアサクラのUFC移籍発表は、すでにソーシャルメディアで大きな注目を集めており、世界中の多くのMMAファンが、彼が初めてUFCのオクタゴンに足を踏み入れる日を待ちわびていることは明らかだ」と見通している。

 また、「プロのMMA戦績21勝4敗で、21勝のうち16勝はフィニッシュによるもの」と格闘家としての戦績を振り返るとともに、「彼は非常に熟練した攻撃的なキックボクサーだが、レスリングやグラウンドでも自分の力を発揮できる」とファイトスタイルを分析。加えて過去の対戦相手を振り返り、「RIZINで元ベラトール・バンタム級王者フアン・アーチュレッタや、UFCフライ級上位ランカーのマネル・ケイプといったエリートファイターと対戦し、勝利できることを証明した」と実績も強調している。

 他にも、リング内外での影響力の高さにも触れており、「絶大な人気と吸引力を持っている」「YouTubeチャンネルには登録者が約130万人」などと記しながら、「彼がUFCでもファンに愛されるのは時間の問題かもしれない」と予想している。

 米国内でも大きく報じられている朝倉海のUFC参戦。日米の格闘技ファンの胸を高鳴らせているビッグニュースの余韻は、まだしばらくは続きそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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