岡本はここまで10本塁打をマークしている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 巨人は6月11日から敵地で交流戦首位の楽天と戦う。 注目は先のオリックス3連戦で10打数ノーヒットと打棒が湿りがちとなっている主砲・岡本…

岡本はここまで10本塁打をマークしている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は6月11日から敵地で交流戦首位の楽天と戦う。

 注目は先のオリックス3連戦で10打数ノーヒットと打棒が湿りがちとなっている主砲・岡本和真にもある。週末の3連戦は岡本含め、5番を務める坂本勇人も初対戦となる投手陣を打ち崩せなかったことも響き、チームは3連敗、3位転落となった。

【動画】これぞ主砲の一振り!開幕2戦目の6回に巨人・岡本がアーチをかけたシーン

 巨人で監督も務め、野球評論家として活躍する堀内恒夫氏が9日に自身のブログを更新。後輩たちに愛あるメッセージを送った。
 
 「今の岡本と坂本に送る言葉」と題したブログ内では、6月8日、オリックスとの2戦目にあたる岡本の打撃内容について触れている。「わざわざ難しいアウトコース、いやクソボール(笑)に手を出して空振りはするし当たっても前には飛ばないし」とした上で続けて「器用じゃなくたって打てないことが続くとなんでも手を出したがるのはわかる。見送るにも勇気がいるもんだ」とつづった。

 その後の言葉がOBゆえの愛情を感じさせた。

 堀内氏は続けて「でもね、少々打てなくたって打つようになるまで待っていようじゃないか。これまで、岡本と坂本でどんだけ勝ってきたんだ」と常勝軍団の主軸として責任を果たしてきた2人を認め、今は我慢のときとファンにも理解を求めた。

 一方で同氏は2人に「これだけはお願いしたい」とレジェンドOBらしい注文も忘れなかった。

 2人の凡退後の姿に関して「打てなくても下を向かず、外野が何を言おうが堂々とベンチに帰ってきてほしい」「岡本や坂本が下を向いたらチームが暗くなる。他の連中のためにも堂々としてくんなきゃ。俺はそう思うんだ」と、たとえ打てなくてもどんと構えてほしいとつづった。

 岡本は4日のロッテ戦で4安打4打点と爆発した後は5試合で18打数1安打と快音が止まっている。従来から責任感の強さは知られており、自身の一発の重要性もよくわかっている。

 果たして仙台で復活のアーチをかけられるか。連敗を止める救世主はやはり主砲しかいない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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