全米オープン前の最後の調整の場となる「コネチカット・オープン」(WTAプレミア/アメリカ・コネチカット州ニューヘブン/8月21~27日/賞金総額77万6000ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、第1シードのアグネツカ・ラドバンスカ(…

 全米オープン前の最後の調整の場となる「コネチカット・オープン」(WTAプレミア/アメリカ・コネチカット州ニューヘブン/8月21~27日/賞金総額77万6000ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、第1シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)がユージェニー・ブシャール(カナダ)の第2セットでの追い上げを押し返し、準々決勝進出を決めた。昨年の優勝者である世界10位のラドバンスカは、1時間45分の戦いの末にブシャールを6-3 7-5で退けた。

 ラドバンスカはブシャールに対し、4勝0敗の戦績を誇る。ブシャールは今大会の本戦に出場するのにワイルドカード(主催者推薦枠)を必要とした。ブシャールは2つのマッチポイントをしのいだが、タイブレークに勝負を持ち込むことを目指したサービスゲームでブレークされ、結局ストレート負けに甘んじた。

「このような試合を予想してはいたわ」とラドバンスカは言った。「彼女は今、数ヵ月前よりはいい調子のようね。より安定性のあるプレーをしているわ」。

 ラドバンスカはまた、こうも続けた。

「私に関して言えば、今年の初めよりもずっといい感じを覚えている。もはや健康の問題を抱えておらず、力がみなぎっているように感じるわ。前と比べ、コート上でよりよいフィーリングを覚えているし、より自信を感じてもいるから、それが助けになっているわね」

 ダリア・ガブリロワ(オーストラリア)も準々決勝へ進んだ。彼女はティメア・バボス(ハンガリー)を7-5 7-6(6)で下すのに、2時間12分を必要とした。予選勝者のエリーゼ・メルテンス(ベルギー)はダリア・カサキナ(ロシア)を6-2 7-5のストレートで下した。

 第8シードのペン・シューアイ(中国)は、ミルヤナ・ルチッチ バローニ(クロアチア)を6-2 6-3で倒し、やはりベスト8に進出した。ペンは次の準々決勝でラドバンスカと対戦する。

 一方、この日、1回戦を戦ったカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)は、予選勝者のヤナ・セペロバ(スロバキア)が第2セットの途中で棄権したため、その時点で2回戦進出を決めた。セペロバがプレーをやめたとき、スアレス ナバロは6-4 4-0でリードしていた。

 全米オープンは来週の月曜日から始まる。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「コネチカット・オープン」のシングルス2回戦でユージェニー・ブシャール(カナダ)を倒した第1シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)(写真◎Getty Images)

Photo: NEW HAVEN, CT - AUGUST 22: Agnieszka Radwanska of Poland looks on before her match against Eugenie Bouchard of Canada during Day 5 of the Connecticut Open at Connecticut Tennis Center at Yale on August 22, 2017 in New Haven, Connecticut. (Photo by Maddie Meyer/Getty Images)