山本由伸が強力ヤンキース打線を抑え込んだ(C)Getty Images ドジャースの山本由伸が現地時間6月7日(日本時間8日)、初めてヤンキースタジアムで先発登板。両チーム0-0の息づまる展開の中で好投を続けた。7回までひとりも先頭…

山本由伸が強力ヤンキース打線を抑え込んだ(C)Getty Images

 ドジャースの山本由伸が現地時間6月7日(日本時間8日)、初めてヤンキースタジアムで先発登板。両チーム0-0の息づまる展開の中で好投を続けた。7回までひとりも先頭打者を出さずに、106球2安打無失点7奪三振という内容だ。山本は7回でマウンドを降りている。

【動画】初のヤンキース戦で好投!山本由伸が強力打線を手玉に取る

 初回にアンソニー・ボルペを左飛、アレックス・バードゥーゴを遊ゴロに打ち取り2アウト。注目の3番・アーロン・ジャッジとの対決では、5球目のスプリットを捉えられて左翼への二塁打を打たれたが、4番のジアンカルロ・スタントンは142キロのスライダーで空振り三振に切って取った。

 2回は三塁手の失策と安打も絡んで二死一・三塁とされたが、最後は142キロのスライダーでホセ・トレビノを空振り三振に仕留めた。

 3回はヤンキースが1番からの好打順だったが、ボルペを空振り三振、バードゥーゴを見逃し三振で前の回から3者連続三振、続くジャッジには142キロのスライダーで遊ゴロに打ち取って三者凡退に抑えると、4回、5回も3人で片づける圧巻の投球を見せる。

 12人連続アウトで迎えた6回のジャッジとの対戦は四球を与えたが、スタントンからこの日7個目の三振を奪うと、雄叫びを上げた。7回も四球で走者を出したが併殺打に打ち取っている。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マケイン記者は自身のXで「ヤマモトはポストシーズンで爆発的な打線を相手に活躍できる優れた能力を持っている。とにかくすごい」と投稿している。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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