44位 Tトレント・ウィリアムス

(レッドスキンズ)

196センチ 145キロの巨体と、サイズに似合わない足の速さにちなんでゴリラのボス『シルバーバック』の異名を持つ選手だ。背中にはゴリラのタトゥー、家にはゴリラの絵を飾り、本人公認の異名となっている。NFL屈指のTとして5年連続でプロボウルに選出される。身体能力がゴリラ並みで、スクリメージラインから20ヤード離れた所まで駆け上がってのブロックも可能。パスキャッチしたレシーバーの元など、フィールドのどこにでも駆けつけ機動力に優れている。

2016年シーズン、QBのカーク・カズンズは成長を見せたが、その成長にはウィリアムスが上手く守ったことに一因がある。QBへのプレッシャーを許した回数が16回とタックルの中で3番目に少なく、ウィリアムスを信頼してパスを投げることができた。Tとして優れる一方、チームのGが負傷退場した際はその穴を埋める場面もあり、Gとしての経験はないながら有効にブロックを遂行した。攻撃はOLにプレーの成否がかかっている。レッドスキンズが2年ぶりのプレーオフに進出する鍵となっている選手だ。

45位 WRジョーディー・ネルソン

(パッカーズ)

NFC2位となったグリーンベイ・パッカーズのレシーバー陣の中で一際輝いていたのがジョーディー・ネルソンだ。2015年シーズンにACL断裂で全試合欠場。すでに32歳とベテランだったこともあり復調できるかは五分五分と見られていた。しかし昨シーズンはWR最多となる14TD、キャリアで2番目に多い99キャッチを記録した。特にスロットレシーバーとしてプレーすることが多く、QBアーロン・ロジャースも「フィールドの真ん中に大きい体のレシーバーがいるのは、特にゾーンディフェンスに対して頼もしいよ。」と復帰した相棒に絶大な信頼を寄せている。

ネルソンを優れたWRに育て上げたのは実家の農家を幼少期から手伝っていた経験だ。1000エーカー(東京ドーム約87個分)の耕地を父、兄と共に耕したことによって培われた強い足腰は、スクリメージラインでの厳しいカバーを剥がすパワー、オープンフィールドでのトップスピードの速さ、体制を崩しながらでもキャッチのできる体幹の強さを与えた。WRには黒人選手が多く、白人であるネルソンは過小評価されていたこともあったが、今となっては誰もが認めるNFLでも指折りのWRだ。

46位 LBビック・ビーズリー

(ファルコンズ)

2016年シーズン、15.5QBサックを記録。他の選手に2回以上差をつけて最もサック数が多かったのがビック・ビーズリーだ。相手QBにプレッシャーを与えた回数は56回NFLで18位と多くはないながら、一度近づいたら逃がさない決定力を持つ。大学時代のパスラッシャーとしての活躍とコンバインでのスピードを評価され、2015年にドラフト全体8位で指名されファルコンズに入団。1年目は4QBサックと振るわず、指名は失敗との声もあったが2年目にして見事実力を発揮し、周囲のネガティブな評価を吹き飛ばす結果となった。

しかし、相手OLが上位選手だと押し込まれる場面も見られた。スーパーボウルではペイリオッツRTマーカス・キャノンに抑え込まれ、54回のパスラッシュのうち。2回しかプレッシャーに繋がらなかった。テクニックとパワーに磨きをかけることで克服するべき弱点だろう。誰を相手にしてもQBサックを量産することができれば、スーパーボウル制覇も見えてくるだろう。

 

NFL the TOP 50 playersの1位〜10位はハドルマガジン8月号Vol.31に掲載しています。ご購読はこちら