9回に1点差に迫る適時打を放ち、ピースマークを決めるヘルナンデス(C)産経新聞社  巨人の新助っ人への評価が日に日に高まっている。 巨人は6月5日のロッテ戦(東京ドーム)に3-4と敗れた。相手投手、種市篤輝に好投された…

 

9回に1点差に迫る適時打を放ち、ピースマークを決めるヘルナンデス(C)産経新聞社

 

 巨人の新助っ人への評価が日に日に高まっている。

 巨人は6月5日のロッテ戦(東京ドーム)に3-4と敗れた。相手投手、種市篤輝に好投されたものの終盤の粘りが光った。

【動画】勢いが止まらない!早くも来日2号アーチをかけたヘルナンデスの打撃をチェック

 

 カード初戦は18得点を奪った打線もこの日はロッテ・種市に8回4安打無失点。150キロ超の直球と落差のあるフォークのコンビネーションに封じられた。

 しかし4点差で迎えた9回に意地を見せた。先頭の坂本勇人が2番手の横山陸人から、右翼線へのヒットで出塁すると、二死三塁から代打、大城卓三の適時打などで2点を返す。尚も二死一、二塁の好機に打席に入ったエリエ・ヘルナンデスは相手守護神、益田直也の低めの135キロスライダーに食らいつき、センターへ運び、1点差まで迫る適時打を放った。打ったヘルナンデスは塁上でピースマーク。ベンチも沸く1打となった。

 ここにきて「交流戦男」となっているヘルナンデスの快音が止まらない。この日は3戦連続の猛打賞、同記録は巨人の助っ人では2009年のアレックス・ラミレス氏以来、15年ぶりの偉業達成となった。

 交流戦初戦となる先月28日のソフトバンク戦からチームに合流、来日8試合連続安打で打率は「.441」、4日のロッテ戦でも来日2号アーチをかけるなど、打ちまくっている。

 9回二死一、二塁から低めの変化球をしっかり捉えた打席にはベンチの阿部慎之助監督も思わず「よし!」と笑顔、試合中継(BS日テレ)の解説を務め、巨人OB会会長でもある中畑清氏も「素晴らしいですよ!」と称賛の声が止まらなかった。

 守備でもこの日はこれまで守っていた右翼から中堅で先発、大事なセンターラインを任せられる躍動した姿を示した。 

 開幕前にルーグネッド・オドーアが二軍調整を拒否し、退団。代わってシーズン途中に合流した、年俸5000万円の超優良助っ人がV奪回への使者となるか。いよいよ目が離せなくなってきた。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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