近本は昨年不動のリードオフマンとして日本一の立役者となった(C)KentaHARADA/CoCoKARAnex  阪神がまさかの逆転負けで痛恨の連敗となった。 阪神は6月5日の楽天戦(甲子園)に2-3の逆転負け。2点を…

 

近本は昨年不動のリードオフマンとして日本一の立役者となった(C)KentaHARADA/CoCoKARAnex

 

 阪神がまさかの逆転負けで痛恨の連敗となった。

 阪神は6月5日の楽天戦(甲子園)に2-3の逆転負け。2点をリードした9回に登板した岩崎優が痛恨の被弾となった。

【動画】あと1人からの悲劇 9回2死から岩崎が小郷に逆転2ランを許したシーン

 

 9回二死二塁。待望の勝利まであと一人だった。前日も終盤に粘り強さを見せていた、好調な小郷裕哉に対し、岩崎の投じた1球は捕手の構えた外角とは逆の内角に甘く入り、痛恨の被弾となった。悔しそうな表情を隠せない左腕。ダブルストッパー体制を組んでいたハビー・ゲラが不振で降格となったばかりの試合。実績のある左腕に頑張ってもらいたいところではあった。

 ただゲラの不振に続き、岩崎も不安定な投球が続く。1日のロッテ戦(ZOZOマリン)でも、1点リードした9回二死二塁から友杉篤輝に同点適時打を許していた。最後が締まらない事にはなかなか勝ち星にも手が届かない。

 また打線ではこの日、前川右京、森下翔太の適時打で2点を奪ったものの、反撃はそこまで。1日のロッテ戦から4番を務める近本光司もこの試合、初回二死三塁で迎えた打席は一ゴロ、3回二死一、三塁の場面も一ゴロ、5回一死満塁で迎えた第3打席も一ゴロと好機をものにできなかった。

 不振の大山悠輔が4番を外れてから、大事な主軸を託されるも、本来は不動のリードオフマンとあって、不慣れな打順で力みを感じさせるのも心配なところ。打順の最適解を探す日々が続きそうだ。

 そしてチームは4カード連続負け越しで最大7あった貯金は1まで減った。首位の巨人も敗れたため、ゲーム差は1・5のままだが、投打の上がり目がなかなか見られないことも重苦しさを漂う。この難局をどう乗り越えていくかも注目を集めそうだ。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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