兄姉に続くタイトル獲得となるか。良血グランディア(セ5、栗東・中内田充正厩舎)が、エプソムカップ(3歳上・GIII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。  グランディアは父ハービンジャー、母ディアデラノビア、母の父サンデーサイレンスの血統…

 兄姉に続くタイトル獲得となるか。良血グランディア(セ5、栗東・中内田充正厩舎)が、エプソムカップ(3歳上・GIII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。

 グランディアは父ハービンジャー、母ディアデラノビア、母の父サンデーサイレンスの血統。母は05年のフローラS、07年の京都牝馬S、愛知杯と重賞を3勝。GIでも05年のオークス3着など、何度も上位争いを演じた。そして半姉のディアデラマドレは14年にマーメイドS、府中牝馬S、愛知杯と重賞3勝。半兄のドレッドノータスも15年の京都2歳S、19年の京都大賞典と重賞を2勝している。さらに同じくディアデルレイ、サンマルティン、カウディーリョもオープンの勝ち馬だ。

 ここまで16戦4勝。気性面の若さが災いして出世が遅れていたが、前走のスピカSで1年3カ月ぶりの勝利を手にした。直線で馬群の中から突き抜けた脚は、重賞でも通用するレベル。三浦皇成騎手とも手が合っている印象だ。

 ここで勝てば3きょうだいJRA重賞制覇、そして6きょうだいオープン勝ちの偉業となる。ここで兄姉に追い付くことができるか、その走りに注目したい。