宝塚記念(6月23日・京都芝2200m)のファン投票、第2回中間発表では4位となっているベラジオオペラ(栗東・上村洋行厩舎)。前走の大阪杯でGIを制しており、4歳馬らしい成長を見せた活躍がファンの注目を集めている。  朝一番のCWで3頭…

 宝塚記念(6月23日・京都芝2200m)のファン投票、第2回中間発表では4位となっているベラジオオペラ(栗東・上村洋行厩舎)。前走の大阪杯でGIを制しており、4歳馬らしい成長を見せた活躍がファンの注目を集めている。

 朝一番のCWで3頭併せ。サヴァが先頭、これにマコトヴェリーキーが続いて、一番後ろから上村洋行調教師が自ら跨っての追走。6F標識で先頭から4馬身ちょっと離れていて、その差を保ったまま、3コーナーへ入っていき、コーナーで内を回って、差を詰める形。

 最後の直線に向くと、じわじわと前との差を詰めていき、楽な手応えで並びかける。ゴール前はほぼ持ったままの手応えでマコトヴェリーキーと同入。仕掛けていれば突き抜けていたであろう脚色だったが、そこを鞍上の指示を待ちながら走ることができていた落ち着きは印象的だった。

 時計は6F82.0〜5F66.6〜4F51.9〜3F36.7〜2F22.4〜1F11.2秒。最後の直線が11.2秒のラップを持続しているにもかかわらず、あれだけ楽に走ることができているところを見ると、前走以上に追い切りでの動きがしっかりしてきた印象を受ける。

(取材・文:井内利彰)