テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は4日、男子シングルスで準々決勝まで勝ち進んでいたN・ジョコビッチ(セルビア)が右膝の負傷により棄権すると発表した。これにより、大会終了後の6月10日付のATP世界ランキ…

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は4日、男子シングルスで準々決勝まで勝ち進んでいたN・ジョコビッチ(セルビア)が右膝の負傷により棄権すると発表した。これにより、大会終了後の6月10日付のATP世界ランキングでジョコビッチが世界ランク1位から陥落し、22歳のJ・シナー(イタリア)がイタリア人男子史上初の世界ランク1位になることが決定した。
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22歳のシナーは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で自身初となる四大大会制覇を達成。その後は2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)と3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)でも優勝を果たした。
一方、37歳のジョコビッチは今季タイトル獲得なしで全仏オープン前まででマッチ14勝6敗と思うように勝利を挙げることができていなかった。
4月以降、世界ランク2位となりジョコビッチに迫っていたシナーだったが、今大会でジョコビッチが準々決勝を前に棄権したことにより、6月10日付のATP世界ランキングでイタリア人男子史上初の世界ランク1位となることが確定。これと同時にジョコビッチは昨年9月から守ってきた世界ランク1位の座から陥落することとなった。
なお、シナーは同日に行われた準々決勝で第10シードのGディミトロフを6-2, 6-4, 7-6 (7-3)のストレートで下し大会初のベスト4進出を果たしている。
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