2024年6月3日 前橋競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪大阪・関西万博協賛開設74周年記念「三山王冠争奪戦」G3(3日目)※レインボーカップA級ファイナルの前検日レポートはこちら***************【10R=S級準決勝】青板B…

2024年6月3日 前橋競輪
令和6年能登半島地震復興支援競輪
大阪・関西万博協賛
開設74周年記念「三山王冠争奪戦」G3(3日目)

※レインボーカップA級ファイナルの前検日レポートはこちら
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【10R=S級準決勝】


青板BSで坂井洋が窓場千加頼を抑える。深谷知広も上昇して、中団で内に窓場、外に深谷で並走となる。坂井がペースを上げて先行態勢に入ると、打鐘後に中団は窓場がキープして、深谷は後退。最終HSから窓場が捲りスパートすると、坂井マークの佐々木悠葵のけん制をパスして、最終BS過ぎに先頭に立つ。深谷マークの佐々木龍も自力に転じて捲りを狙うが、前団には届かず。捲りで抜け出した窓場が1着、マークの村田雅一が2着で近畿ワンツー。佐々木悠葵が3着に入線した。



1着/窓場千加頼(S1・京都100期)
今回成績:特8・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(24年1月いわき平以来)

佐々木(悠葵)君が自力のある選手なので、(先行する)坂井(洋)君、佐々木君を翻弄できるタイミングで仕掛けました。それ以上に、深谷(知広)さんの巻き返しがすごく恐ろしいので、しっかり波を作ってと。いいところで仕掛けられたと思います。体は、トレーニングも積めて、いい状態です。バンクの形状に対しては、3日目にして修正できたと思いました。

決勝は、自力です。



2着/村田雅一(S1・兵庫90期)
今回成績:一2・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:10回目(22年12月伊東温泉以来)

(窓場千加頼が)めちゃくちゃ強かったです。一杯いっぱいで、歯を食いしばって付いていっただけです。連日(前に)付いているだけなので何とも言えませんし、最近の調子だと離れていたと思う。勝ち上がれているので、ノルマは達成したと思います。

決勝も、窓場(千加頼)君の後ろ。



3着/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
今回成績:一1・二4・準3
G3優勝:1回(22年12月高松)

坂井(洋)さんには、すごくいい先行をしてもらいました。(最終1コーナー過ぎは)窓場(千加頼)を止められたと思ったのですが…。開催に入る前、強めに練習をしたので疲れが残っているかなと思います。調子は、番手戦が続いているので分からないですね。疲れを取って頑張りたいです。

決勝は、眞杉(匠)君、小林(泰正)さんの後ろ。3番手。

10Rレース結果

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【11R=S級準決勝】


青板BS過ぎに松本秀之介が新田祐大を抑えて先頭に立つと、九州を追った森田優弥が赤板前に松本を叩いていく。赤板で松井宏佑がスパートすると、番手の山賀雅仁が連携離れ、松井後位を森田、平原の埼玉勢が取り切る。最終HSで新田が捲りを打つが、最終2コーナーから森田も捲りを仕掛け、平原が新田をけん制。逃げ粘る松井を森田が捕えにかかり、ゴール前で森田追走の平原が鋭く差し切り1着。2着に森田で埼玉ワンツー。マークする新田は不発も、佐藤慎太郎は埼玉両者の中を狙って差し脚を伸ばして3着。松井は粘るも4着に終わった。



1着/平原康多(S1・埼玉87期)
今回成績:特4・二2・準1
G3優勝:31回(22年7月弥彦)

(最終HSで)新田(祐大)が来たということは、内に(佐藤)慎太郎さんが入ってくるのは分かったのであまり空けられないし、想定していて良かったです。感じは良くなってきていますし、昨日は眞杉(匠)との力のバランスを間違えて迷惑をかけましたが、やるべきレースは出来てきていると感じます。

決勝も、森田(優弥)の後ろ。



2着/森田優弥(S2・埼玉113期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一1・二2・準2
G3優勝:1回(23年9月立川)

今日は、余裕がなかったのですが、平原(康多)さんのけん制もあり、(勝ち上がれて)良かったです。気持ちもしっかり入っていて、体と噛み合って、日に日にマッチしてきていると思います。

決勝は、自力です。



3着/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績:特6・二2・準3
G3優勝:10回(22年4月平塚)

スピードレースになりそうなメンバーで怖かった、その通りになりましたね。残り4分の1周だったので、(新田祐大を前に)入れられなかった。あとは何とかの思いでした。ダッシュで脚を削られた割には、余裕があるのかなと思っています。

決勝は、平原(康多)の後ろ。埼玉2車の3番手。

11Rレース結果

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【12R=S級準決勝】


町田太我が青板BS過ぎに先頭に立つと、山田諒も仕掛けるが、町田がペースを上げて主導権を狙っていく。赤板で眞杉匠がスパートすると、打鐘前に町田を叩いて先頭に躍り出る。打鐘で町田マークの橋本強は、関東3番手の木暮安由をさばくと、そのまま切り替えて眞杉、小林泰正を追う。小林が車間をあけて、後続をけん制する中、三谷竜生は4番手にポジションを上げていく。直線では逃げる眞杉を、ゴール前で小林が差し切り1着。2着に眞杉。4番手から三谷も追い込むが、3着は橋本が入線した。



1着/小林泰正(S1・群馬113期)
今回成績:一1・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:7回目(24年2月静岡以来)

眞杉(匠)が先行基本にレースを組み立ててくれたので、あとはどれだけサポートできるかでした。ワンツーが決まって良かったです。昨日、今日と同期のおかげで1着が取れていますし、調子も、すごくいいと思います。昨年は、決勝に上がれなかったので、明日は優勝だけ目指して頑張ります。

決勝は、眞杉(匠)君の番手。



2着/眞杉匠(SS・栃木113期)
今回成績:特2・二1・準2
G3優勝:4回(24年4月西武園)

(初手は)理想の並びだったかなと。三谷(竜生)さんと山田(諒)君の決着がついてからと思い、そこを目がけて仕掛けました。町田(太我)君とは、やり合いになると思っていたので、早め早めに上手く対処できたかなと思います。

決勝は、自力。



3着/橋本強(S1・愛媛89期)
今回成績:一3・二2・準3
G3優勝:1回(21年12月松山)

打鐘で町田(太我)が退避したように見えたので、前に踏ませてもらいました。(3番手に入って)眞杉(匠)君はかかっていたし、小林(泰正)君も車間を切って余裕がありそうだったので、内を空けないようにだけと思って走っていました。

決勝は、位置を決めずに前々勝負にいこうと思います。初手から位置を主張します。

12Rレース結果

※G3優勝回数の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催

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【最終日・12R=S級決勝】
1/眞杉匠(SS・栃木113期)
2/窓場千加頼(S1・京都100期)
3/平原康多(S1・埼玉87期)
4/橋本強(S1・愛媛89期)
5/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
6/村田雅一(S1・兵庫90期)
7/小林泰正(S1・群馬113期)
8/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
9/森田優弥(S2・埼玉113期)

注目の並び想定は
1眞杉—7小林—8佐々木
2窓場—6村田
9森田—3平原—5佐藤
4橋本(単騎)

決勝は、眞杉匠の番手に、準決勝同様に小林泰正が付き、その後ろを佐々木悠葵がかためる栃木群馬の3車ライン。
窓場千加頼には、こちらも準決勝と同じく村田雅一が付く近畿の2車。
森田優弥には同県の平原康多、さらにこの埼玉両者の3番手に佐藤慎太郎が続く3者ライン。
橋本強は単騎の競走を選択した。

5人が決勝進出した関東勢は、眞杉と森田を先頭に別線勝負となった。どちらも連日、積極的な組み立てで結果を出しており、眞杉と森田の同期対決で、どちらが主導権を取りにくるのか。地元勢を付けた眞杉が先行なら、番手の小林の完全優勝や佐々木の地元Vも見えてきそう。もちろん、気持ちの入った森田の仕掛け次第で、復調気配の平原も十分。また、好位置を確保してから強襲のある窓場の動向も注視が必要だ。単騎の橋本も前々にどう主張してくるのかにも注目だろう。
激戦必至の決勝。前橋特有のスピード戦を制して、勝利を手にするのは……!?

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【前橋競輪グレードレース・プレイバック】
前橋記念(23年)
優勝者:古性優作
寛仁親王牌(22年)
優勝者:新田祐大
前橋記念(21年)
優勝者:小倉竜二
寛仁親王牌(20年)
優勝者:脇本雄太
寛仁親王牌(19年)
優勝者:村上博幸
寛仁親王牌(18年)
優勝者:脇本雄太
寛仁親王牌(17年)
優勝者:渡邉一成