アイルランドで開催されている第8回女子ラグビーワールドカップは、8月22日から順位決定戦が始まり、9位~12位トーナメントに臨んだ女子日本代表(サクラフィフティーン)はベルファストのクイーンズ大学で女子イタリア代表と対戦し、0-22で敗れ…

 アイルランドで開催されている第8回女子ラグビーワールドカップは、8月22日から順位決定戦が始まり、9位~12位トーナメントに臨んだ女子日本代表(サクラフィフティーン)はベルファストのクイーンズ大学で女子イタリア代表と対戦し、0-22で敗れた。

 毎年の女子シックスネーションズ(欧州6か国対抗)で経験を重ねている世界ランキング10位のイタリアに対し、日本は前半、ボール支配率では上回ったがなかなか敵陣深くに入ることができず、32分にポスト正面でPGチャンスを得るも、FB清水麻有のキックは外れ、先制できなかった。

 互いにがまんの時間が続き、均衡が破れたのは前半39分。ゴールに迫ったイタリアがFWのピック&ゴーで先制した。
 5点リードで後半を迎えたイタリアはさらに46分(後半6分)、外への展開からWTBがタッチライン際を抜けて追加点を挙げる。

 日本は48分、SO山本実のインターセプトから敵陣22メートルライン内に入り、20フェイズ以上重ね、FL鈴木彩夏がピック&ゴーでゴールラインを越えたが、グラウンディングできず。直後の攻撃も、ブレイクダウンでターンオーバーされ、チャンスを逃した。
 その後も日本はゴール前に迫ったが、自分たちの反則で得点を奪えない。

 ピンチをしのいだイタリアは58分、自陣10メートルライン右のスクラムから大きく左へ回し、14番の外の突破から次々とつないでトライ。
 後半は押され気味だった日本は、トライを目指し、78分に敵陣に入ったものの、相手のプレッシャーでボールを失い、カウンターを許して4トライ目を決められ、勝負あり。

 12か国・地域の代表チームが参加したこの大会で、日本は11位・12位決定戦に臨むこととなり、スペイン×香港の敗者と26日に対戦する。