立岡が存在感を発揮している(C)産経新聞社 巨人は6月2日の西武戦(ベルーナ)に7-1と勝利。投打がかみあっての快勝で首位奪取となった。 先発の菅野智之は7回4安打無失点で5勝目をマーク。【交流戦解説】巨人が単独首位に浮上「立岡の存…

立岡が存在感を発揮している(C)産経新聞社

 巨人は6月2日の西武戦(ベルーナ)に7-1と勝利。投打がかみあっての快勝で首位奪取となった。

 先発の菅野智之は7回4安打無失点で5勝目をマーク。

【交流戦解説】巨人が単独首位に浮上「立岡の存在が重要!」迷う阪神を救うのは佐藤輝明しかいない!中日「木下の阻止率に対して喝!」DeNA牧の逆転打!広島は”今辛抱を…”ソフトバンク「柳田の離脱ピンチ!」

 一方、打線はチームの非常事態に全員野球で勝利をものにした。この日は秋広優人が緊急昇格。試合前練習で坂本勇人が腰の張りを訴えたことで、ファームの試合から急遽合流となった若武者は「7番・一塁」で先発出場。5回一死からボー高橋の真ん中低めを捉え、左前打をマーク。その後の立岡宗一郎の適時打で先制のホームを踏んだ。

 打線で光ったのは「9番・中堅」で先発した立岡の働きにもあった。この試合では5回二死二塁の場面で左前先制適時打を放つと、7回一死、9回先頭の打席でも左前打で出塁、3安打1打点の猛打賞をマーク。7回は三塁走者として相手の暴投に本塁を陥れ、守備でも8回にはダイビングキャッチと走攻守でチームを盛り立てた。

 立岡の貢献について球界内からも様々な考察の声が上がっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は6月2日に自身のYouTubeチャンネルに「【交流戦解説】巨人が単独首位に浮上「立岡の存在が重要!」迷う阪神を救うのは佐藤輝明しかいない!中日「木下の阻止率に対して喝!」DeNA牧の逆転打!広島は〝今辛抱を…〟ソフトバンク「柳田の離脱ピンチ!」と題した動画を更新。週末3連戦の各球団の戦いぶりを独自の視点で解説している。

 首位奪取した巨人では立岡の打撃に関して「ランナーいたり、状況によってバッティングをしっかり変えてくれる」として指揮官好みの選手だとした。

 2日の試合では猛打賞とチームをけん引する打撃に「この3連戦、得点圏のバッティング、立岡が見本を見せてくれている」として、状況に応じて柔軟な姿勢を見せる背番号23を高木氏はたたえた。

 立岡といえば左ひざの故障による育成契約から2年ぶりに支配下登録となり、チームに合流。もともと走攻守に優れた選手として知られていたがシュアな打撃、守備でも貢献と存在感を高めている。動画内では、ほか渡辺久信監督代行となった西武の戦いぶりの変化、阪神、広島など各球団の戦いぶりについて触れている。

 また首位浮上となった巨人では新助っ人のエリエ・ヘルナンデスも2日の試合で来日初の猛打賞、同じく最近は1番に定着している丸佳浩も猛打賞と一時は得点力不足にあえいでいたチームが息をふき返してきた。

 次カードは11連勝を果たすなど波に乗るロッテと対戦。首位に浮上したチームがさらに暴れまくるか、注目カードとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【動画】これぞいぶし銀の働き!立岡が先制適時打を放ったシーン

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