女子バレー日本代表が世界ランクで中国を抜きアジア最上位となった(C)Getty Images バレーボール女子日本代表が、世界ランキングで中国を抜いてアジア最上位に浮上した。世界ランク6位だった中国女子代表がイタリア(同5位)と対戦…

女子バレー日本代表が世界ランクで中国を抜きアジア最上位となった(C)Getty Images

 バレーボール女子日本代表が、世界ランキングで中国を抜いてアジア最上位に浮上した。世界ランク6位だった中国女子代表がイタリア(同5位)と対戦して0-3のストレート負けを喫し、これにより、中国はマイナス9.30ポイントの327.57ポイントで7位となり、329.62ポイントの日本が6位となった。

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 中国メディア『捜狐体育』はこれに反応し、「世界ランキングで日本に抜かれ、アジア1位の座を失った」と嘆いた。蔡斌(サイ・ビン)監督の采配にも言及し、リオ五輪金メダルのメンバーで3年ぶりに代表復帰した朱婷(シュウ・ティン)がベンチスタートだったことに疑問を呈している。

 『新浪体育』も、イタリアに敗れた試合を振り返り「中国女子バレーボールチームの成績はファンを大いに失望させた」と伝え、「こんなに良い会場、こんなに素晴らしい観客なのに、日本には負けて、イタリアにも勝てないのに、試合に行ってもどうなるの?」「彼(監督)が何をしたいのか本当にわからない。女子バレーボールチームは大好きだけど、本当に残念だよ!」と、指揮官に向けたファンの怒りの声が綴られている。

 日本はここまで6勝2敗の成績で、中国のマカオで行われた4試合は初戦こそブラジルに敗れたものの、フランスにはストレート勝ちし、ライバル中国には3-1で勝利。ドミニカ共和国にも3-1で勝利を収めて、パリ五輪へ出場権をグッと引き寄せた。

 日本がパリ行きを決める条件は、ランキングでアジアとオセアニア枠のトップで終える、または既に出場権を獲得している7か国とまだ出場チームが確定していないアフリカ大陸のトップを除く上位3チームに入ることだ。

 いよいよ福岡(北九州市)で最後の4試合を戦う日本。相手は韓国(同38位)、カナダ、セルビア(同8位)、アメリカ(同5位)となっている。手強い国々が並ぶが、チーム一丸で五輪への道を突き進みたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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