41位 WRジャービス・ランドリー(ドルフィンズ)NFLに入り最初の3年間で歴代最多となる288キャッチをした選手が二人いる。一人はジャイアンツWRオデル・ベッカムJr、もう一人がドルフィンズのジャービス・ランドリーだ。どちらもLSU出身、…

41位 WRジャービス・ランドリー

(ドルフィンズ)

NFLに入り最初の3年間で歴代最多となる288キャッチをした選手が二人いる。一人はジャイアンツWRオデル・ベッカムJr、もう一人がドルフィンズのジャービス・ランドリーだ。どちらもLSU出身、2014年にNFL入りし、お互いをライバルとして認めている。

ランドリーは、特にスロットレシーバーとして高い評価を得ている。プレーの72.7パーセントでスロットレシーバーとして出場、パスが投げられた85回中65回キャッチ、856ヤード獲得どちらもスロットレシーバーとしてトップの数字だ。また、「動くものは殺すぐらいの気持ちでプレーしている」と本人も言うほど闘争心が高いためタックルされてもなかなか倒れず、2年間で48回ミスタックルを誘発している。これはNFLで2番目に多い数字だ。

既にWRとして一流の選手ではあるがTDは4回と多くはない。2017年シーズン、ゴールラインでも活躍を見せることができればドルフィンズがプレーオフで勝利を収めることもできるだろう。

42位 DEマイケル・ベネット

(シーホークス)

NFL最高の守備を誇るシーホークスDLの要だ。DEをメインポジションとしているが、DTとして内側にラインナップすることも多い。いずれのポジションでもLOSの後ろででプレーを止めている。昨季は出場した11試合全てで一度はQBにプレッシャーを与え、プレッシャーは合計48回にも昇る。また、ロスタックルの数は1位に1回差の16回記録した。

目につくのは193センチ124キロの巨体に似合わぬ小さいショルダーパッドだ。ベネットは本来キッカー用のパッドを好んで着用している。肩の可動域を広げることで素早く動き、OLの間をすり抜けるのに便利だと本人は言う。ショルダーパッドの小型化はNFL全体でも浸透しており、ここ15年で重さが約半分になったがそれでもベネットのものは極端な例だろう。ビッグプレーを決めた際の腰を振るパフォーマンスと共にベネットの代名詞となっている。

弟のTEマーテラス・ベネットが2016年シーズンペイトリオッツで優勝を収めた。2017年は兄マイケルがベネット家3つ目のスーパーボウルリングを取ってくれるはずだ。

43位 DTフレッチャー・コックス

(イーグルス)

OLを真正面から突破しQBやRBを片手で引き倒し、相手のプレーをそこから壊す実力のある選手だ。QB以外では最高額の契約となる6年間1万ドルの契約を昨年結び、注目を集めた。しかし、2016年シーズンは2015年シーズンに比べるとQBへのプレッシャーが21回減、タックルも28回減とスタッツの上では物足りない結果になってしまった。成績の落ち込みの原因は「1万ドルの男を自分のチームのQBに辿り着かせるわけにはいかないからね。個人の成績が落ちてしまうのは仕方ないよ。」と、カウボーイズCBノーラン・キャロルが言っているように、超大型契約の話題性が仇となり、厳しくマークされ、2以上がブロックにつくのが当たり前になってしまったことにある。一方、コックスが相手選手を引きつけていたからこそ、3桁タックルを記録したLBナイジェル・ブラッドハムらが活躍できたことも事実だ。

また、コックスを語る上で外せないのがプロボウルに選出されたカウボーイズGザック・マーティンとの対決だ。コックスはシーズン中2度の対戦でマーティンを相手にしながらも、それらの試合で8回QBへプレッシャーを与え、トップレベルのOLでも1対1では止めらない実力を証明した。既にイーグルス守備の中核を担う一流選手だが、2017年シーズンは個人成績にも期待をしたい。

 

NFL the TOP 50 playersの1位〜10位はハドルマガジン8月号Vol.31に掲載しています。ご購読はこちら