今季はトレードでヤンキースに加入したソト。新天地でも25歳はすこぶる状態が良い。(C)Getty Images 昨オフにドジャースと10年7億ドル(約1015億円=当時レート)の超大型契約を締結した大谷翔平。このプロスポーツ史上最高…

今季はトレードでヤンキースに加入したソト。新天地でも25歳はすこぶる状態が良い。(C)Getty Images

 昨オフにドジャースと10年7億ドル(約1015億円=当時レート)の超大型契約を締結した大谷翔平。このプロスポーツ史上最高額と言われるメガディールは、異例の6億8000万ドル(日本円で約994億円)の後払いも含めて世間を震撼させた。

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 天文学的な規模となった大谷の契約。これを早くも「超えるかもしれない」と一部で予想されているのが、ヤンキースのフアン・ソトだ。現在25歳の若きスラッガーは、今シーズン終了後にFAとなる。

 代理人を務めるのが、球界随一の敏腕として名高いスコット・ボラス氏であることを考えても、ソトの契約は相当に跳ね上がると予想される。今季ここまで、打率.314、15本塁打、OPS.995と好成績を収めている点も、大型契約締結に小さくない影響をもたらすと考えられる。

 では、大谷のそれを超えるか? それには懐疑的な意見も小さくない。現地時間5月31日に、米ポッドキャスト番組『The Rich Eisen Show』に出演した米放送局『Yes Network』のヤンキース専門実況アナウンサーのマイケル・ケイ氏は「ヤンキースにとって、ここ最近で最も興味深い11月になるのは間違いない」と断言。ソトとの再契約、ひいては大型契約に贔屓球団が乗り出すべきという見解を示したうえで、二刀流スターとの比較を展開している。

「ソトとの契約は彼をトレードするよりも賢明だ。今、MVPを獲るかもしれないっていう素晴らしい選手だからね。ただ、最後の1ドルが惜しいならスコット・ボラスとは関わるべきじゃない。その覚悟がないとね。間違いなく誰かが最高額に近い契約を提示すると思う。

 ヤンキースは今までにないくらいに彼を欲しがっている。でも、スタインブレナー(ヤンキースのオーナー)はとても合理的だ。誰もが私のラジオ番組に『白紙の小切手を出すべきだ』とメッセージをくれるが、そんなことが許されるのは、オオタニ以外にいないし、そんなことをすべきじゃない」

 さらに「白紙の小切手はないだろうが、ボラスが認めるほどの競争力のあるオファーをヤンキースは出すと思う」と予想したケイ氏は、「ソトに対してはヤンキース・ファンも愛情を抱いている。彼には全てが揃っているし、ニューヨークは完璧な舞台だ」と強調。「オオタニの年俸は吹き飛ばすかもしれない」と25歳のスラッガーが歴史的な契約を締結すると断言した。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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