テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は1日、男子シングルス3回戦が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第30シードのL・ムセッティ(イタリア)を7-5, 6-7 (6-8), 2-6, 6-3…

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は1日、男子シングルス3回戦が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第30シードのL・ムセッティ(イタリア)を7-5, 6-7 (6-8), 2-6, 6-3, 6-0のフルセットで破り、15年連続15度目のベスト16進出を果たした。ジョコビッチにとってこれが四大大会マッチ369勝目であり、R・フェデラー(スイス)に並び歴代1位タイとなった。
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大会2連覇と4度目の優勝を狙う世界ランク1位のジョコビッチ。今季はこれまでマッチ14勝6敗、獲得タイトルは0という状況で全仏オープンを迎えた。
1回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク142位のPH・エルベール(フランス)、2回戦では同63位のR・カルバレス バエナ(スペイン)を下し19年連続19度目の3回戦進出を決めた。
そして3回戦、第1セットを先取したジョコビッチだが第2セットをタイブレークの末に取られると勢いに乗るムセッティに第3セットも獲得されセットカウント1-2と逆転を許す。後がないジョコビッチだが第4セットでは1度のブレークを許すも自身は3度のブレークに成功し2セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、両者疲れを見せる中、精彩を欠くムセッティに対しジョコビッチは安定したプレーを披露し1ゲームもとられず。最後は強烈なリターンエースを決め、4時間29分の死闘を制した。
現地1日の23時半ごろに開始した同試合は4時間29分に及び、2日の午前3時に終了する深夜の激闘となった。
試合後のオンコートインタビューでジョコビッチは「何と言えばいいかな。まずは彼(ムセッティ)を祝福したい。彼は今夜、いや今朝、我々が称賛しなければならない選手だ(笑)。彼は信じられない試合をしたし勝利にとても近づいていた。第4セット序盤は少しラッキーだった。僕は解決策を見つけることができなかった。彼は全てをうまくこなしミスもほとんどなかったからね」とコメント。
「第4セットの(ゲームカウント)2-2から君たちがエネルギーをくれた。夜中の3時に子供たちを含めて君たちがまだここにいるなんて信じられないよ。もしかしたら、ここでプレーしてきた中で最高の試合だったかもしれないね。みんなありがとう。今はアドレナリンが溢れていて眠れない。アフターパーティーがあるなら行くよ!」
なお、この勝利はジョコビッチにとって四大大会マッチ369勝目となり、フェデラーに並び歴代最多タイとなった。
【四大大会でのマッチ成績、歴代トップ5】
ジョコビッチ 369勝49敗
フェデラー 369勝60敗
R・ナダル(スペイン) 314勝43敗
J・コナーズ(アメリカ) 233勝49敗
A・アガシ(アメリカ) 224勝53敗
4回戦では第23シードのF・セルンドロ(アルゼンチン)と対戦する。セルンドロは3回戦で第14シードのT・ポール(アメリカ)を3-6, 6-3, 6-3, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)、第5シードのD・メドベージェフ、第7シードのC・ルード(ノルウェー)、第8シードのH・フルカチュ(ポーランド)、第10シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)、第11シードのA・デ ミノー(オーストラリア)、第12シードのT・フリッツ(アメリカ)、第13シードのH・ルーネ(デンマーク)、第21シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)が16強に駒を進めた。
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