高木豊氏 5月28日から交流戦がスタートした。各球団18試合を戦う中で、リーグ戦の順位変動にも大きく関わる重要な3週間となる。 交流戦の順位予想に関して、球界内からも様々な声が上がっている。【動画】【交流戦順位予想】優勝は間違いなく…

高木豊氏

 5月28日から交流戦がスタートした。各球団18試合を戦う中で、リーグ戦の順位変動にも大きく関わる重要な3週間となる。

 交流戦の順位予想に関して、球界内からも様々な声が上がっている。

【動画】【交流戦順位予想】優勝は間違いなく〇〇‼︎高木豊が予想する2024年交流戦順位予想を発表します!【プロ野球】

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は28日に自身のYouTubeチャンネルに「【交流戦順位予想】優勝は間違いなく〇〇!!高木豊が予想する2024年交流戦順位予想を発表します!」と題した動画を更新。独自の目線で順位予想を行った。

 まず、優勝に輝く球団として、パ・リーグ首位を独走するソフトバンクを挙げた。

 理由として、12球団の中でも「戦い方は抜けていると思う」と評価。セ・リーグの本拠地で戦う試合はDHが使えないが「関係ないね」とし、「死角はないだろうな」と大絶賛した。

 21日の楽天戦で21得点挙げた強力打線にも触れ、「打ち合いになったら負けないよね」とコメントし、リーグ戦の勢いそのままにソフトバンクが優勝すると予想した。

 高木氏が2位に予想したのは、日本ハム。新庄剛志監督就任3年目の今季、ソフトバンクを追う2位につけるチームを「戦い方が充実している」とコメント。その中で、「点が取れなかったらどうして取るかというアイテムをいっぱい持っている」と評価し、セ・パ両リーグを見渡しても日本ハムのようなチームはいないとした。

 昨年、2年連続最下位に沈みながら交流戦では貯金を2つ作った日本ハム。今年はソフトバンクと争うとしながらも、「充実度はソフトバンクの方が強いからな」とし、一歩及ばないと予想した。

 3位に挙げたのが、広島。その理由として、「チームの軸が出来始めた」とコメント。リーグ4位の打率.298を記録する小園海斗を「頼りになりだした」と評価すれば、ここまで3本塁打を記録している末包昇大に対しても「(本塁打は)打てると思うよ」と評価。パ・リーグの投手の方がスピードがあるとしながらも、セ・リーグの投手と比べて「一時期ほどそんなに差はない」とし、末包の打撃に期待していた。

 一方、最下位に予想したのが、パ・リーグ最下位に沈む西武だ。

 今井達也、武内夏暉らの「投手力はいい」としながらも、「点が取れないんだったら、いつまでたっても勝てない」とコメント。DHが使えないセ・リーグの本拠地での試合は「ますます厳しくなってくる」と厳しい見方を示した。

 昨年の交流戦は、DeNA、ソフトバンク、巨人、オリックスの4球団が11勝7敗で並ぶ大混戦となった。今年は一体どのような戦いを見せてくれるのか注目が集まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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