カリステは勝負強さも見せている(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext いよいよ今日28日から交流戦がスタートする。 リーグ4位の中日は本拠地のバンテリンドームで西武と激突。監督休養が発表されたばかりのチーム…

カリステは勝負強さも見せている(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 いよいよ今日28日から交流戦がスタートする。

 リーグ4位の中日は本拠地のバンテリンドームで西武と激突。監督休養が発表されたばかりのチームとあって、どんな戦いとなるかも注目される。

【動画】好投していた堀田は6回にカリステに二塁打を浴びるなど、逆転を許した

 開幕直後の4月には単独首位に立つ時期もあるなど、快進撃も話題となったチームも5月は負けが込み、交流戦前の成績は20勝22敗5分けの借金2。節目の交流戦で再び戦力を整えて、上昇気流をつかみたいところ。

 まず注目は右太もも痛の軽い肉離れで16日に出場選手登録を抹消された主軸の中田翔の存在だ。中田は週末に行われたウエスタンリーグの試合で実戦復帰、攻守ともにはつらつとしたプレーを見せた。

 開幕戦で豪快なアーチをかけ、勝負強い打撃で知られる中田はチームの精神的な支柱ともいわれ、復帰が待たれている。
 
 そしてひそかな打線のキーマンとされるのは、先の巨人戦でも価値ある逆転打をマークしたオルランド・カリステにもある。

 22日の巨人戦に先発した小笠原慎之介は好投を続けながら打線の援護がないことでも注目されていたが、当日の試合では先制を許しながら、6回に細川成也に同点適時打、続いて5番に入ったカリステもフェンス直撃の逆転の2点適時打をマーク。待望の2勝目を手にした。カリステは4月24日の巨人戦でもチーム14試合ぶりのホームランを放つなど、勝負強さも持ち味となっている。

 内外野を守れるユーティリティプレーヤーであることも知られ、ここまで42試合に出場し、打率「.292」、3本塁打、12打点と安定感あるパフォーマンスが光るとあって、来日2年目のシーズン、さらなる飛躍が期待される。 

 若手では26日のヤクルト戦で「3番・三塁」で先発した石川昂弥も2本の長打を含む今季初の猛打賞と存在感を示した。昨年4番も任されたプロ5年目の石川は昨年キャリアハイの13本塁打をマークしながら、今季は開幕1軍入りを果たせなかったが、巻き返しを図っている。

 ここにきて打線に明るい材料が増えてきたのはチームにとっても大きい。勝負の交流戦で再び上位浮上を図れるか。立浪竜の戦いぶりが注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】帰ってきた「俺たちのビシエド」 見たいのは中田翔との「共存」 交流戦で実現なるか

【関連記事】投手転向3年目で根尾昂は苦境に? チーム屈指の「生え抜きスター」の生きる道

【関連記事】交流戦直前! 中日の2024シーズン「3大ニュース」を独自選出 最もブレイクしたのは?