クラス編成直後の夏競馬では、以前から3歳馬狙いが有効だった。そして18年の降級制度廃止以降、その傾向には拍車がかかっている。6〜8月の混合戦における年齢別の成績は以下の通りだ。 左から年齢、成績、勝率、複勝率、単勝回収率、複勝回収率 ・…

 クラス編成直後の夏競馬では、以前から3歳馬狙いが有効だった。そして18年の降級制度廃止以降、その傾向には拍車がかかっている。6〜8月の混合戦における年齢別の成績は以下の通りだ。

左から年齢、成績、勝率、複勝率、単勝回収率、複勝回収率
・3歳[1124-869-808-6304]、12.3%、30.8%、81%、76%
・4歳[778-881-902-9149]、6.6%、21.9%、65%、72%
・5歳[441-542-546-6028]、5.8%、20.2%、80%、80%
・6歳[150-180-232-3068]、4.1%、15.5%、57%、62%
・7歳以上[98-114-103-2010]、4.2%、13.5%、88%、70%

 回収率に大きな差はないが、勝率や複勝率では3歳馬が大きくリードしている。3歳馬を外した馬券はほぼ外れ、といって過言ではないだろう。

 では、具体的にどういった条件で狙うのが効果的なのか、近2年を参考に見ていこう。芝とダートの比較では、僅かに芝の成績がいい。とりわけ北海道開催の成績が素晴らしく、1500m以上に限ると[54-35-47-263]の勝率13.5%、複勝率34.1%。そして回収率は単勝が155%、複勝でも105%ある。昨年の札幌記念、唯一の3歳馬だった9番人気のトップナイフが2着に食い込んだのは記憶に新しい。

 クラス別では2勝クラスに注目だ。[92-57-41-197]の勝率23.8%、複勝率49.1%。回収率も単複ともに89%だから悪くない。何より2頭に1頭は馬券に絡んでいるのだから、無理に外すのは無謀というもの。人気薄が馬券に絡むケースも多いので、近走成績が少々悪くても、積極策が功を奏しそうだ。