ついに節目の日米通算200勝を達成したダルビッシュ。(C)Getty Images 37歳のベテランは“らしい”投球で大記録に並んだ。 現地時間5月19日、パドレスのダルビッシュ有が敵地でのブレーブス戦に先発登板。7回(99球)を投…

ついに節目の日米通算200勝を達成したダルビッシュ。(C)Getty Images

 37歳のベテランは“らしい”投球で大記録に並んだ。

 現地時間5月19日、パドレスのダルビッシュ有が敵地でのブレーブス戦に先発登板。7回(99球)を投げ、被安打2、無失点、今季自己最多の9奪三振の好投で、黒田博樹氏と野茂英雄氏に続く史上3人目となる日米通算200勝を達成した。

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 前日に登板予定だったダルビッシュ。しかし、雨天で1時間40分以上試合開始を待ったものの中止が決定。スライド登板となったこの日は、「一日ずれて体の力あんまりなかった」と調整が難しいなかでのマウンドだった。

 それでも初回から味方打線に3点の援護をもらったダルビッシュは、その裏に二死から相手主砲マルセル・オズーナに二塁打を浴びて得点圏に走者を背負うも、ここを無失点で切り抜けると、徐々にペースを上げていった。

 5回終了時点で8-0とする味方の援護も受けたベテラン右腕は、3回以降はブレーブス打線から安打を許さない。要所ではスローカーブとスライダーを織り交ぜ、強力打線に的を絞らせない“老獪”な投球を披露したダルビッシュは、危なげない投球で節目の200勝をやってのけた。

 プロ20年目にして技術力は高まっている。この日の快投はそれを示すように200勝とは別の記録も生んでいた。37歳277日のダルビッシュは2試合連続で7回以上を投げて無失点、被安打2以内に抑えたのだが、メジャーリーグでは史上2番目に年長者となった。ちなみに最年長はサイ・ヤング。この言わずと知れた大投手1905年に38歳で作った記録となっている。

 現在25イニング連続無失点を継続するダルビッシュ。老いてなお意気軒昂の37歳には、ただただ脱帽させられるばかりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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