ダルビッシュ有が日米通算200勝を達成した(C)Getty Images パドレスのダルビッシュ有が現地時間5月19日(日本時間20日)、敵地でのブレーブス戦に先発登板。7回99球を投げて2安打無失点、9奪三振の好投で日米通算200…

ダルビッシュ有が日米通算200勝を達成した(C)Getty Images

 パドレスのダルビッシュ有が現地時間5月19日(日本時間20日)、敵地でのブレーブス戦に先発登板。7回99球を投げて2安打無失点、9奪三振の好投で日米通算200勝を達成した。

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 前日18日(同19日)に先発予定だったダルビッシュ。悪天候で1時間40分以上試合開始を待ったものの中止が決まり、この日はスライド登板となった。初回から打線に3点の援護をもらうと、その裏は二死からマルセル・オズナに二塁打を浴びたが、無失点で切り抜けた。

 2回も先頭打者に内野安打を許したものの、後続を三ゴロ併殺に打ち取り、3回以降はブレーブス打線から安打を許さない好投を続けた。

 5回には127キロのナックルカーブでジャレド・ケリニックを空振り三振に切って取ると、投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のXで「ユウ・ダルビッシュ、時速79マイル(127キロ)の強烈なナックルカーブ。ケリニックは少し動揺しているようだ」と投稿している。

 打線もダルビッシュを大量援護。初回にジェーク・クロネンワースの8号2ランが飛び出すなど、3点を先制。4回も連続適時二塁打などで4点を加点した。5回と7回にも1点ずつの援護で9-0となった。

 ダルビッシュは前回登板の試合後、『NHK BS-1』のインタビューで日米通算200勝について「なるべく早く達成して早く気が楽になりたいなと思っているんですけど、次の試合までしっかり調整してまた勝ちたいなと思います」と、偉業へ向けて前を見据えていたが、その言葉通りの完璧な投球を見せた。

 日米通算200勝の達成は、野茂英雄氏(ドジャース他)と黒田博樹氏(ヤンキース他)の2人だけ。ダルビッシュが3人目となった。彼らと同じ栄光の道を渡ったダルビッシュ。今後もメジャーの打者を震撼させるピッチングを期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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