シモナ・ハレプ(ルーマニア)は今、世界1位の座まで、あと一勝と迫った。 アメリカ・シンシナティで開催されている「ウェスタン&サザン・オープン」(WTAプレミア5/8月14~20日/賞金総額283万6904ドル/ハードコート)の女子シングル…

 シモナ・ハレプ(ルーマニア)は今、世界1位の座まで、あと一勝と迫った。

 アメリカ・シンシナティで開催されている「ウェスタン&サザン・オープン」(WTAプレミア5/8月14~20日/賞金総額283万6904ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、世界2位のハレプは、スローン・スティーブンス(アメリカ)を6-2 6-1で下すのに、わずか54分しか必要としなかった。ハレプは、もし日曜日の決勝でウィンブルドン・チャンピオンのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を倒せば、世界ランキングでカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を追い抜き、1位に浮上することになる。

 初の世界1位の座を追い求めるハレプは、今大会でまだ一度もセットを落としておらず、ちょうどよいタイミングでピークに至りつつあるように見える。

「ここまでで最高のハードコートでの試合をプレーしたと思う」とハレプは言った。彼女は今、『世界1位となった初のルーマニア人女子テニスプレーヤー』になる可能性を手にしている。

「素晴らしい気分だわ。今日、コート上での動きもすごくよかった。最初のポイントから、私はいいテニスをプレーすることになる、と感じたの」

 1月の足の手術による休止から復帰し、復帰後4番目の大会をプレーしていたスティーブンスは、また、雨による日程の乱れで、この日は24時間に3度目の試合をプレーする羽目に陥っていた。

「決して容易ではないわ」と、スティーブンスは言った。「でも仕方がないことよ。今日、私は悪いプレーはしていなかったと思う。彼女の方が、より活力があった。ただ(私にとって)素晴らしい日ではなかった」。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「ウェスタン&サザン・オープン」の女子シングルスで決勝に進んだ世界2位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)。もう一勝すると、ルーマニア人女子プレーヤーとして初の世界1位となる。(写真◎Getty Images)

Photo: MASON, OH - AUGUST 19: Simona Halep of Romania celebrates after defeating Sloane Stephens during Day 8 of the Western and Southern Open at the Linder Family Tennis Center on August 19, 2017 in Mason, Ohio. (Photo by Rob Carr/Getty Images)