防御率0.84はぶっちぎりのメジャートップ。快投を続ける今永の評価は高まり続けている(C)Getty Images 敵将も脱帽の投球だった。 カブスの今永昇太は5月18日(日本時間19日)、本拠地で行われたパイレーツ戦に先発。打線の…

防御率0.84はぶっちぎりのメジャートップ。快投を続ける今永の評価は高まり続けている(C)Getty Images

 敵将も脱帽の投球だった。

 カブスの今永昇太は5月18日(日本時間19日)、本拠地で行われたパイレーツ戦に先発。打線の援護がなく6勝目とはならなかったが、7回を投げて被安打4、無失点、7奪三振と好投し、防御率はリーグトップを維持する0.84まで向上させた。

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 この日も圧巻の投球をみせた。初回、先頭打者にいきなり四球を与えたものの、続く打者から11人連続アウトを奪い、4回2死までノーヒットピッチングを披露。7回には2死から連打を浴び、この日初めて得点圏に走者を背負ったものの、8番のマイケル・テーラーを134キロのスプリットで3球三振に仕留め、雄叫びを上げた。

 今永の投球について、『MLB.com』のジョーダン・バスティアン記者が『必見のショウ:イマナガの防御率0.84はキャリア最初の9試合では史上最小』と題した記事を投稿。

 その中で、今永に抑えられたパイレーツのデレク・シェルトン監督のコメントを紹介。「この男は打撃コーチに悪夢を与えるだろう」と脱帽し、「速球は94~95マイルではないが、効果的だ。彼はボールを動かす。スプリットは本物だ」と絶賛する様子を伝えた。

 加えて、カブスのクレイグ・カウンセル監督のコメントも紹介。「この領域に入り始めたら、少し驚かなければならないのは確かだ」と語ったとし、バスティアン記者自身も「私たちはそれを見ることができて幸運だ」と絶賛した。

 ここまで充実したMLB1年目のシーズンを送る今永。その勢いは、まだまだ衰えそうにない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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