今週の日曜日は、東京競馬場でオークス(GI)が行われます。  昨年のオークスはリバティアイランドの一強ムードでしたが、今年は一転して混戦模様となっています。  想定オッズを見ると、前走の桜花賞(GI)を制したステレンボッシュが人気の中心…

 今週の日曜日は、東京競馬場でオークス(GI)が行われます。

 昨年のオークスはリバティアイランドの一強ムードでしたが、今年は一転して混戦模様となっています。

 想定オッズを見ると、前走の桜花賞(GI)を制したステレンボッシュが人気の中心となりそうです。ただ、他にも人気が有力視される馬が多数出走を予定。

 昨年のアルテミスS(GIII)を制したチェルヴィニア、桜花賞で上がり32秒8の脚を使い3着と好走したライトバック、前走の忘れな草賞(L)を快勝したタガノエルピーダ、チューリップ賞(GII)で鮮やかな追い込みを決めて優勝したスウィープフィート、以前からオークス向きと言われているクイーンズウォークなども人気になりそうです。

 それら以外の馬でも前走フローラS(GII)を制したアドマイヤベルやフラワーC(GIII)勝ち馬のミアネーロ、現在3連勝中と勢いに乗るコガネノソラなどもいますので、なかなかに難しい一戦と言えるかもしれません。

 最近のオークスでは人気薄の激走も目立ちますし、各馬の適性や展開の把握なども的中を得る上で大切な要素になりそうです。

 そんな混戦模様のオークスで、はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。

◆前走で能力の高さは証明済み

 今週のオークスでAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるスウィープフィートでした。

 週初の本命候補にも挙がっていた本馬ですが、最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を推しているようです。

 2走前のチューリップ賞は道中後方からの競馬。4コーナーを回る時も後ろから数えた方が早い位置にいましたが、直線に向いて仕掛けられると瞬時に反応。直線半ばで早くも先頭に立ち、そのまま後続を完封し重賞初制覇を達成。

 前走の桜花賞でもチューリップ賞と同じような形の競馬を選択。道中は内目のコースを通り距離ロスを最小限に抑えながら追走。直線では外目へ持ち出し追い上げを図りますが、前があかずに馬群を割る形に。ここでも少しごちゃつき仕掛けが遅れてしまいます。それでも前にスペースが出来てからの伸び脚は上々でしたし、ゴール前では上位に詰め寄り4着。スムーズさを欠いた中で掲示板に載っていますし、着順以上に評価できる内容だったように思えます。

 今回の舞台は東京芝2400m。末脚を活かすタイプだけに東京の長い直線は魅力的でしょう。父スワーヴリチャード、母父ディープスカイはどちらも東京芝2400mでGIを勝っている馬ですし、血統背景からも条件替わりはプラスになりそうです。

 前走でGIでも通用する能力があるところは示していますし、前走よりもスムーズに立ち回れば勝利する事も夢ではないはずですし、最後の直線での怒涛の追い込みに期待したいところです。