一発も期待できるオースティンの復帰は大きい。起爆剤となれるか(C)産経新聞社 5月14日の日本ハムとの2軍戦に2番ファーストでスタメン出場したDeNAのオースティンは、2回に満塁ホームランを放った。また、3回にはライトにタイムリーツ…

一発も期待できるオースティンの復帰は大きい。起爆剤となれるか(C)産経新聞社

 5月14日の日本ハムとの2軍戦に2番ファーストでスタメン出場したDeNAのオースティンは、2回に満塁ホームランを放った。また、3回にはライトにタイムリーツーベースヒットを打ち、マルチ安打をマーク。状態の良さをアピールした。

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 4月10日の中日戦で、3回にタイムリーツーベースヒットを放ち、二塁にヘッドスライディングした際に足を気にするそぶりを見せたオースティン。5回の守備でベンチに退き、翌日に検査を受けた結果、右太もも裏肉離れと診断されて12日に登録を抹消された。

 その後、復帰を目指して徐々にコンディションを上げ、5月10日の2軍での巨人戦から実戦復帰を果たす。10日は3打数1安打、11日は4打数1安打と打ったヒットはいずれもシングルではあるが、“一日一善”はこなしていた。そして、14日には待望の一発を記録。調子を上げてきたオースティンが1軍昇格となれば、DeNA打線は“令和のマシンガン打線”と呼んで差し支えない強力打線になる。

 オースティンは外野を守ることができるが、今シーズンは主にファーストで出場している。2軍戦ではいずれもファーストで起用されているため、1軍でもファーストを任されることになるだろう。現在、DeNAでファーストを守っているのは佐野恵太。オースティンが離脱する前はレフトを守っていたが、現在は途中加入した筒香嘉智がレフトで出場している。

 オースティンをファーストに据え、佐野と筒香をライトとレフトで起用するのであれば、やや外野陣に守備面の不安が出てしまう。オースティンをライトで起用し、レフト筒香、ファースト佐野という布陣も考えられそうだ。いずれにせよ、オースティンが復帰した時のDeNAのラインナップがどうなるのか今から楽しみだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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