球審のジャッジに不満げな態度を見せた大谷。(C)Getty Images さすがの二刀流スターも、際どい判定、いや明らかな“誤審”には抗えなかった。 現地時間5月15日、ドジャースの大谷翔平は、敵地オラクルパークでのジャイアンツ戦に…

球審のジャッジに不満げな態度を見せた大谷。(C)Getty Images

 さすがの二刀流スターも、際どい判定、いや明らかな“誤審”には抗えなかった。

 現地時間5月15日、ドジャースの大谷翔平は、敵地オラクルパークでのジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場。4打数2安打と3試合連続のマルチヒットを記録した一方で、物議を醸す2つの見逃し三振を喫した。

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 本人も不満げな態度を露わにするジャッジだった。

 まずは3回先頭の第2打席、カウント1-2から、相手先発のローガン・ウェブが投じた低めスライダーを大谷は自信をもって見送る。がしかし、ハンター・ウェンデルステッド球審はストライクをコール。あえなく見逃し三振となり、背番号17は「ノー!」と納得のいかない態度を見せる。

 さらに今度は7回2死一塁の打席だ。カウント1-2から外角高めに来た一球を見送った大谷だが、ウェンデルステッド球審はストライク判定。またも見逃し三振となった。この時、大谷が第2打席以上に不満げな態度を見せたため、同球審から強い口調で何かを言い返されるシーンも起きていた。

 実際、大谷の目は間違ってはいなかった。MLB公式サイトに掲載されているチャートでは、見逃し三振を取られた2球はいずれもボールゾーンに外れている。同地区のライバルとの接戦の局面であったことを考えても、背番号17が苛立ちを隠さなかった理由は想像に難くない。

 この“誤審”は米メディアでも小さくない話題となっている。米紙『Los Angeles Times』でドジャース番を務めているジャック・ハリス記者は自身のXで「オオタニは審判の判定に反応することはあまりないが、今夜は2つの三振の宣告に明らかな不快感を示した」と指摘。一連の態度がいかに珍しいかを強調した。

 また、ロサンゼルスに拠点を置く日刊紙『Orange Couty Register』のビル・プランケット記者も「オオタニは球審を務めたハンター・ウェンデルシュテットのジャッジに納得がいかず、首を振りながら打席から立ち去った」とリポートした。

 厳しいジャッジの手を焼いた大谷。明日からの一戦で気持ちを切り替えていきたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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