三本松はエース佐藤が打ち込まれる 第99回全国高等学校野球選手権大会は20日、大会第12日が行われ、第1試合は東海大菅生(西東京)が三本松(香川)に9-1で快勝し、準決勝に一番乗りした。東海大菅生は3本塁打が飛び出すなど打線が爆発。投げては…

三本松はエース佐藤が打ち込まれる

 第99回全国高等学校野球選手権大会は20日、大会第12日が行われ、第1試合は東海大菅生(西東京)が三本松(香川)に9-1で快勝し、準決勝に一番乗りした。東海大菅生は3本塁打が飛び出すなど打線が爆発。投げてはエース松本が三本松打線を圧倒し、投打のかみ合った試合運びで勝利を手に入れた。

 立ち上がりから東海大菅生が主導権を握った。1回裏に1死一塁から3番・小玉が今大会2本目となる2ランで先制。さらに2死三塁から7番・佐藤が左翼へ二塁打を運び、3点目を上げた。3回裏には2死三塁から佐藤が左翼へ2ランを運び、6回には2番・松井が右翼へ2点弾。7回裏にも7番・牛山の右犠飛などで2点を追加するなど、先制、中押し、ダメ押しと効果的な加点で三本松を圧倒した。

 東海大菅生の先発はエース松本。7回まで連打を許さず、1イニングに2安打を許した4回と7回も三塁は踏ませず。制球力の高いピッチングで三本松打線を封じた。だが、8回に先頭の9番・黒田に左翼へ二塁されると、続く1番・大久保に三遊間を破るタイムリーを浴び、1点を許した。それでも8回を投げて8安打無四球5奪三振で1失点。89球の快投を見せた。

 三本松はエース佐藤が序盤から捕まり、3回を投げて2発を含む8安打5失点で交代。2番手としてマウンドに上がった安芸も4回を投げて4失点と、東海大菅生の勢いを止めることはできなかった。(Full-Count編集部)