水原被告の出退廷に多くの報道陣が押し寄せた(C)Getty Images ドジャース・大谷翔平の元通訳で、銀行口座から約1700万ドル(約27億円)を不正送金した銀行詐欺と税金の虚偽申告で訴追されている水原一平被告が現地時間5月14…

水原被告の出退廷に多くの報道陣が押し寄せた(C)Getty Images

 ドジャース・大谷翔平の元通訳で、銀行口座から約1700万ドル(約27億円)を不正送金した銀行詐欺と税金の虚偽申告で訴追されている水原一平被告が現地時間5月14日(日本時間15日)、罪状認否のためロサンゼルスの連邦裁判所に出廷し、形式的に「無罪」を主張した。

【動画】MLB公式もクローズアップ! 大谷の妻・真美子さんのガッツポーズシーン

 水原被告は黒のスーツに白いシャツを着て出廷し、現地の記者はその様子を伝えている。

 米メディア『ESPN』のティシャ・トンプソン記者は自身のXで、水原被告と弁護士が罪状認否の審問を終えて、裁判所の外から出てくる様子を映像を添えて投稿。「ミズハラ被告は本日、法廷手続きの一環として無罪を主張したが、弁護士はミズハラ被告が有罪を認めることを裁判官に伝えた」とし、次回の罪状認否で有罪を認める見込みだという。

 同記者は、さらに「ミズハラ被告、弁護士のマイケル・フリードマン氏、ジェフ・ミッチェル連邦地方検事補のいずれも公聴会後にコメントはしなかった」と伝えた。

 南カリフォルニアで法務専門の記者として活動しているメーガン・クニフ氏は自身のXで「ロサンゼルス連邦裁判所にしてはかなり印象的なメディアの群衆」と、押し寄せたメディアの多さを紹介している。

 さらに「ジャーナリストたちは、あふれかえった部屋からその様子を見守ることになった」と、報道陣がメインの法廷に入ることが許されなかったと綴っている。

 裁判所の近くには多くのメディアが集まった。混乱して階段につまずき、転倒するテレビカメラマンもいたほどで、水原被告が無言を貫く中で注目度の高さが伝わる出廷となった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】水原一平容疑者 大谷をだました”新たな手法”が発覚! 不正送金の銀行詐欺認める一方で「歯の治療費を装ってミズハラはお金を懐に入れた」米メディア報道

【関連記事】人生の大半を過ごしてきた米国から“追放”という代償 水原一平容疑者は「日本に強制送還される見込み」米メディア報道

【関連記事】水原一平容疑者は大谷翔平に「24回」もなりすました…「信頼された立場を利用」した“裏切りの電話” 米ESPN報道