2024年WRC第5戦ラリーポルトガル(グラベル)で、セバスチャン・オジエが今季2勝目をマークしたトヨタ。オジエがキャリア60勝目、ポルトガルの最多勝利記録を6に更新して単独トップに立った一方で、2台がデイリタイア、最終日にもアクシデントな…

2024年WRC第5戦ラリーポルトガル(グラベル)で、セバスチャン・オジエが今季2勝目をマークしたトヨタ。オジエがキャリア60勝目、ポルトガルの最多勝利記録を6に更新して単独トップに立った一方で、2台がデイリタイア、最終日にもアクシデントなど悲喜こもごもの結果となった。TOYOTA GAZOO Racing WRTの豊田章男会長は、厳しい状況でもチームが落ち着いて対応したことを賞賛した。
(以下、発表リリース)



豊田 章男 (TGR-WRT会長)

セブ、ヴァンサン、2連勝おめでとう!

ポルトガルのどんなに厳しいグラベルでも、セブは終始落ち着いた走りを見せてくれました。痺れるような接戦が続いていても 、サービスに戻ってきたセブは、ファンに笑顔で応えてくれていました。なにかトラブルが起きても、エンジニアたちに落ち着いて状況を伝え、クルマをまたコースに戻していってくれました。そして、誰よりも速いタイムでゴールに帰ってきてくれる。そんな“真のプロ”の仕事をしてくれるドライバーがチームにいてくれることを本当にありがたく思います。セブ、今回も、ありがとう。

ラリーポルトガルでは、他にも“悔しかったこと”と、“嬉しかったこと”がひとつずつありました。悔しかったのは、他の3台が無事には走りきれなかったこと。昨年も優勝はできたものの、他の2台は走りきれませんでした。今年こそは“全車がトラブルなく走り切る”ことを目標としていましたが、悔しい結果となってしまいました。そんな中でも嬉しかったことは「どんなトラブルが起きても、チームが以前より落ち着いていた」と私の耳に伝わってきたことです。今回も様々なトラブルが起きましたが、みんなは常に冷静でいることに努め、解決方法を見出そうとしていたそうです。チームの成長を感じられることを本当に嬉しく感じます。

メンバーひとりひとりが強くなることでチームは強くなっていきます。チームが強くなることで、GR YARIS Rally1 HYBRIDは“もっといいクルマ”になっていきます。そして、GR YARIS Rally1 HYBRIDが“もっといいクルマ”になれば、他のトヨタのクルマも“もっといいクルマ”になっていきます。

今シーズン、まだまだ厳しい戦いが続きますが、 チームのみんなと成長を続けていければと思います。

追伸:スコットへ
忘れ物には気をつけましょう! 笑
でもバックアップは素晴らしかったね。

追伸:エルフィンへ
私のコ・ドライバーも忘れ物が多いから気持ちはわかるよ!
僕たちドライバーももっとコ・ドライバーをサポートしていこう! 笑