東京競馬場で5月26日(日)に行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。目前に迫る“競馬の祭典”でこれまでに生まれた記録とは。今回は全騎手の憧れであるダービージョッキーの中でも、複数回勝利をテーマについて深堀りする。  これ…

 東京競馬場で5月26日(日)に行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。目前に迫る“競馬の祭典”でこれまでに生まれた記録とは。今回は全騎手の憧れであるダービージョッキーの中でも、複数回勝利をテーマについて深堀りする。

 これまで計90回を数える伝統の一戦。これまで複数回勝利したことがあるのは15人いる。そのうち、3勝以上を挙げているのは武豊騎手と福永祐一騎手の2名しかいない。

 武豊騎手はダービーでもインパクトを残す。98年にスペシャルウィークで初勝利すると、99年にはアドマイヤベガで連覇。その後も02年にタニノギムレット、05年にディープインパクト、13年にキズナ、22年にドウデュースで勝利して、歴代最多の「6勝」を飾っている。福永騎手は18年にワグネリアンで初制覇すると、20年にコントレイル、21年にはシャフリヤールで連覇を達成して計3勝。

 連覇したことがあるのは先の二人に加えて、07年にウオッカ、08年にディープスカイで勝った四位洋文騎手も該当する。

 また、武豊騎手の記録は以上にとどまらない。ドウデュースで制した際の53歳2カ月は、ダービーの最年長勝利記録でもある。なお、戦後最年少Vは71年にヒカルイマイで制した田島良保騎手の23歳7カ月だ。

 今年の騎手にまつわる達成されそうな記録はあるのか。昨年はD.レーン騎手が勝ったが、今年は来日しておらず連覇は無い。ほかに可能性があるのは、横山典弘騎手が勝利して最年長勝利記録を56歳3カ月に更新するか、武豊騎手が自身の記録を塗り替えるかたちで、史上最多の7勝目をマーク&最年長勝利記録を54歳2カ月に再び更新するか。ベテラン二人の手綱捌きに注目が集まりそうだ。