快進撃を続ける大谷。そのパフォーマンスは大きな期待を集め続ける。(C)Getty Images 大衆の関心を集め続ける大谷翔平(ドジャース)。彼の快進撃は、日夜、野球界のみならず、お茶の間を賑わせている。 現地時間5月11日に敵地で…
快進撃を続ける大谷。そのパフォーマンスは大きな期待を集め続ける。(C)Getty Images
大衆の関心を集め続ける大谷翔平(ドジャース)。彼の快進撃は、日夜、野球界のみならず、お茶の間を賑わせている。
現地時間5月11日に敵地で行われたパドレス戦で「2番・指名打者(DH)」で出場した大谷は、3打数無安打1四球。ドジャースは5-1で同地区のライバルを下したものの、2試合ぶりにノーヒットに終わった。
それでも今季の大谷はすこぶる調子が良い。先述のパドレス戦終了時点での打撃成績は、打率.352、11本塁打、27打点、出塁率.423、OPS1.090と軒並みハイアベレージ。右肘側副靭帯の損傷による手術を執行した影響から、今季は「DH専任」となっているとはいえ、十分すぎるほどの結果と言える。
例年6月以降に調子を上げていることを考えても、大谷にはさらなる成績向上が期待できる。ドジャースというスター軍団の中で“打者に集中できる”という環境を加味すると、三冠王という大きな成果を出す可能性すらもゼロではない。
現地アメリカでも期待は膨らんでいる。MLBのありとあらゆる情報を発信しているデータ専門サイト『Fan Graphs』は、「ショウヘイ・オオタニは不条理なことを起こす傾向がある。彼が渡米したとき、投球だけでなく、打撃もどうかと懐疑的な見方もあった。しかし、彼は見事に成功した。二刀流選手として2度のMVPに輝いたオオタニには、フィクションを現実に変える才能がある」と断言。そして「今の彼には三冠王というもうひとつの稀な偉業を達成するチャンスがある」と断言する。
もっとも、同サイトは大谷が三冠王を獲得する確率を「14%」と評価。さらに独自の成績予測システム『ZiPS』から割り出す、何かしらの打撃タイトルを獲得する可能性も「22%」と指摘。多士済々の現球界で偉業をやってのける難しさを説く。
だが、同サイトは大谷への期待を込めて、リポートを締めくくっている。
「彼はキャリアを通して、『オオタニは何ができるか』に関する我々の理解を広げてきた。彼は不可能に近いことすらも平凡に見せる。三冠王の可能性が14%であろうと、それを達成することが簡単に思わせる。これはオオタニの偉大さを表すのにかなり良い表現ではないか」
これまでも不可能を“容易く”可能にしてきた大谷。彼が打者としてどこまで高みにたどり着けるのか。専任となるからこそ、今季は楽しみしかない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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