5月1日(日本時間5月2日)に行われたニューヨーク・メッツ戦で7回を投げ、被安打3、奪三振7の無失点ピッチングで今季5勝目を挙げると、続く5月7日(日本時間5月8日)に行われたサンディエゴ・パドレス戦では、勝ち負けこそつかなかったものの、…

 5月1日(日本時間5月2日)に行われたニューヨーク・メッツ戦で7回を投げ、被安打3、奪三振7の無失点ピッチングで今季5勝目を挙げると、続く5月7日(日本時間5月8日)に行われたサンディエゴ・パドレス戦では、勝ち負けこそつかなかったものの、7回を投げて8奪三振という好投を見せたシカゴ・カブスの今永昇太。そんな今永といえば、その個性的な発言から“投げる哲学者”の異名を持つことで知られている。

【映像】今永昇太の名言集

 5月5日に放送された『ABEMAスポーツタイム』では、防御率リーグトップの1.08をマークし、3・4月の月間最優秀新人に選出されるなど、MLB1年目とは思い難い堂々たる成績を収めてる今永を特集。その活躍とともに、“今永語録”ともいえる今永の発言を振り返ることに。

 まず紹介されることとなったのが、MLB初勝利を挙げた際のインタビューで飛び出した「もしこれを船出と例えるなら、まだ船からロープを外しただけ」というコメント。このほかにも、番組では「俺らは崖っぷちだけど、崖っぷちにいるわけじゃない。俺らは鳥だ。鳥になれば飛べるんだ」(2017年の日本シリーズで3連敗した際の発言)というコメントや、「負けた投手の名前は残らない」(2016年4月5日、7回1失点と好投も敗戦投手になった際の発言)といった“今永語録”が紹介された。

 こうした今永の言葉に触れたゲストのTikTokクリエイター・景井ひなは「いやこれ、語録集出したほうがいいんじゃないですか。なんか今、スポーツやってる学生さんとかにも、すごい良い励ましの言葉になるというか」と、“今永語録本”の出版を提案する形でコメントすることとなった。

 なお、番組では紹介されなかったものの、今永語録と呼ばれるもののなかには、「援護がないという言い訳は防御率0点台の投手だけが言える」(2016年4月14日、5回途中3失点で敗戦投手に)、「今日は広島ではなく過去の自分に勝った」(2016年5月6日プロ初勝利時)、「マウンドにいるのは、偽りの自分なのかもしれない」(2019年8月25日にキャリアハイとなるシーズン12勝目を挙げた際の発言)、「私自身、緊迫した試合展開でもあったので、ノーヒットノーランという記録よりは、まずは勝ちたいという気持ちが自分自身を無にしてくれたのではないかと思います」(2022年6月7日ノーヒットノーラン達成時)といった個性豊かなコメントが目白押し。今後、MLBでの活躍を受け、一体どのような名言が飛び出すこととなるのか、注目したいところだ。
(ABEMA『ABEMAスポーツタイム』)