今週末のWRC第5戦ポルトガルに臨む勝田貴元。シェイクダウンを終えた勝田に、ラリーに挑む意気込みを聞いた。 ──前戦クロアチアはターマックでした。切り替えはどのような感じになりますか? 「違う路面のラリーが続きましたが、今後はグラベルが続…

今週末のWRC第5戦ポルトガルに臨む勝田貴元。シェイクダウンを終えた勝田に、ラリーに挑む意気込みを聞いた。

──前戦クロアチアはターマックでした。切り替えはどのような感じになりますか?
「違う路面のラリーが続きましたが、今後はグラベルが続きます。これまでは次のラリーのためにどれだけ早く切り替えられるか、という感じでした。テストも今回に関してはとても順調で、クルマのフィーリングも悪くはないので、いまのところかなり良い感触だと思います」

──シェイクダウンはどうでしたか?
「シェイクダウンはターマックが混じっていたので明日からのステージと比べるのは難しいのですが、クルマのフィーリングが良いのと、タイヤも色々トライできて、タイムがあまり望めない状況でもそれなりに良かったので、自分としては良いシェイクダウンになったかなと思います」

──ここはタイヤはどのような感じですか?
「金曜日はかなりタイヤにハードだと思います。あとは木曜の夜のスーパースペシャルステージを走ったタイヤで明日も走らなくてはならないので、どうなるかな、って感じですね。明日がタイヤ的には一番難しい一日になると思います」



──日曜日のステージが一部新しいということでしたが、どのような感じでしたか?
「新しいセクションはかなり狭い場所があって、岩が出ているところなので、最初のループではかなり滑るだろうなと予想しています。2ループ目はかなり岩が出てパンクのリスクが上がる感じです。走ってみないと分からないですが、簡単なステージではありません」

──最後の最後まで気が抜けませんね。
「はい。みんな日曜日はプッシュすると思うので、自分がその時にどこにいるかで状況は違ってきます」

──クロアチアの例もありましたしね。
「でも金曜日に良いポジションで終わることができないと、土曜日と日曜日はどれだけ頑張ってもコンディション的に何もできないと考えています。毎年そうですが、金曜日は出走順によって有利・不利というステージが少なく、土曜日から急にサンディで柔らかくなるので、そのあたりが金曜日が大事になる理由なのだと思います」
(Keiko Ito)