◇米国女子◇コグニザント ファウンダーズカップ 初日(9日)◇アッパーモントクレアCC (ニュージャージー州)◇6536yd(パー72)渋野日向子は4バーディ、1ボギーの3アンダー「69」で回り、畑岡奈紗と並ぶ日本勢最上位につけた。今季8試…

今季初めて初日を60台でプレーした

◇米国女子◇コグニザント ファウンダーズカップ 初日(9日)◇アッパーモントクレアCC (ニュージャージー州)◇6536yd(パー72)

渋野日向子は4バーディ、1ボギーの3アンダー「69」で回り、畑岡奈紗と並ぶ日本勢最上位につけた。今季8試合目の出場で、初日に60台でプレーしたのは初めて。「初日が課題なところはあった。クリアまではいかないけど、アンダーで回れて、前とは2日目以降の気持ちは違うかな」と表情も明るかった。

前半2番(パー5)でピン奥3mにつけてバーディ先行で始まった。4番はボギーを打ったが、ホールごとに気持ちを切り替えられていたと自負する。「あまり曲がらないラインで外したからもったいなかったけど、気持ち的に『切り替えられているな』というのは多かった」。納得できるショットを打てていたのは大きい。

少しずつ理想に近づいている

心穏やかに臨めているのも、直近2大会で予選通過できた流れがあってのこと。3月「ブルーベイLPGA」から4戦連続で予選落ち。背水の陣のような緊迫した雰囲気で迎えたメジャー初戦「シェブロン選手権」で今年初めてカットラインをクリアし、その翌週も4日間プレーした。「前の2試合で、すごく前向きになれた感覚はあった」

今週は信頼を寄せる田谷美香子マネジャーにバッグを担いでもらっている。「『やって』ってお願いして。楽しく回れました」と笑みを浮かべる。全体的にタイトな造りのコースでフェアウェイキープ率71.42%(10/14)、パーオン率72.22%(13/18)をマーク。コンスタントに5m以内のチャンスを作った一日を「なかなか思うようなドローショットが打てていなかったけど、ちょっと戻ってきているかな。前よりは打ちたいショットを打てている」と振り返る。

午後組でのプレーとなる2日目は午前中に雨が降る予報。コースコンディションの悪化も予想される。「スタートダッシュが良かった分、上を目指したいし、その気持ちをしっかり持っていきたい。上を目指して頑張ります」と気を引き締め直した。(ニュージャージー州クリフトン/石井操)