J2清水エスパルスは8日、次節・鹿児島戦(11日、アイスタ)に向け三保で調整した。前節の群馬戦で移籍1号を決めたFWドウグラス・タンキ(30)が「ブラジルデー」と題されるホーム戦で2戦連発をねじ込むことを誓った。 “冠マッチ”で本領発揮す…

 J2清水エスパルスは8日、次節・鹿児島戦(11日、アイスタ)に向け三保で調整した。前節の群馬戦で移籍1号を決めたFWドウグラス・タンキ(30)が「ブラジルデー」と題されるホーム戦で2戦連発をねじ込むことを誓った。

 “冠マッチ”で本領発揮する。清水のホーム・鹿児島戦は「ブラジルデー」。サンバカーニバルなどが予定され、タンキは来場者歓迎パネル用にFWカルリーニョスジュニオ、ルーカスブラガと共に袴を着用した写真を撮影して盛り上げに一役買った。「ブラジル人の友人がたくさん見に来てくれると思うし、ゴールを決めて勝てれば」と白い歯を見せた。

 3月上旬に合流した助っ人が、いよいよ乗ってきた。前節(6日)の群馬戦は移籍後リーグ初先発し、クロスを頭で放り込んで1号をマーク。188センチの体格を生かし「自信がついた」と胸を張る。

 群馬戦は1トップで先発したが、今後はFW北川との2トップなど幅広い起用が考えられる。「練習でもいいコンビネーションが生まれている。試合で生かしたい」。チームは直近6連勝。クラブ史上最多9連勝の更新も視野に入っている。目覚めた大砲がサンバのリズムに乗って再びネットを揺らす。(武藤 瑞基)