B1仙台89ERSは8日、2021年から指揮を執っていた藤田弘輝ヘッドコーチ(HC、38)の契約満了と、アシスタントコーチ(AC)を務めていた落合嘉郎氏(41)が後任になることを発表した。午後には仙台市内で就任会見が行われ、落合新HCが意…

 B1仙台89ERSは8日、2021年から指揮を執っていた藤田弘輝ヘッドコーチ(HC、38)の契約満了と、アシスタントコーチ(AC)を務めていた落合嘉郎氏(41)が後任になることを発表した。午後には仙台市内で就任会見が行われ、落合新HCが意気込みを語った。

 6年間ACとしてチームを支えてきた落合新HC。会見の第一声では「オファーを頂いた時に緊張と責任しかない」と心境を話した。「片平でバスケットを始めて地元の五橋中学校でバスケットをしている時にはコーチをすることは夢にも思っていませんでした。クラブが20年という歴史を築いて、いろんな方々のサポートがあって今僕がここにいると実感している。その人たちやファンの皆様のためにコーチを通して恩返しができる、そういうのをやる意義がある世界だなと思っています。よろしくお願いします」とあいさつした。

 18年にチームに加入し、桶谷大氏(現琉球)と藤田HCの2人とともにチームを作ってきた。今後のチーム作りには「今まで築いてきた『Grind!』というチームのカルチャーは絶対崩さない。それを分かりやすく表現できるのはディフェンスのところ」と明言。「桶谷HCから藤田HCが6年間貫いて築き上げてきたのは隣で見ていてこのチームにとって重要なことだと思ったので、そこはしっかり継承していきたい。もう一つは見ているみなさんが見ていて分かりやすくて楽しい速い展開のバスケットをプラスアルファしていきたい」と新たな色を加えて来季を戦っていく。