B1仙台89ERSは8日、藤田弘輝ヘッドコーチ(HC、38)が契約満了により今季限りで退任すると発表した。落合嘉郎アシスタントコーチ(AC、41)が新HCに就任する。 藤田氏はB2時代の2021年6月にHCに就任。21―22年シーズンのプ…

 B1仙台89ERSは8日、藤田弘輝ヘッドコーチ(HC、38)が契約満了により今季限りで退任すると発表した。落合嘉郎アシスタントコーチ(AC、41)が新HCに就任する。

 藤田氏はB2時代の2021年6月にHCに就任。21―22年シーズンのプレーオフ準決勝で香川を下し、6季ぶりのB1昇格を果たした。高い強度の守備をベースに、チーム全体で泥くさく戦う戦術が浸透。22―23年シーズンはB1東地区8位(19勝41敗)に終わったが、今季は27勝33敗で6位と上向き、来季はさらなる躍進が期待されていた。

 藤田氏はクラブを通じて「B2からスタートし仙台89ERSで過ごした3シーズン。素敵な仲間達にたくさん出会い、ともに闘い、ともに成長し、カルチャーをつなぎ、つくりあげたことを誇らしく思ってます。I love you guys.僕と家族は仙台という土地がとても大好きです。大好きなバスケットボールがくれた皆様との繋(つな)がりは一生僕の宝物になりました」などとコメントした。

 落合氏は仙台高で志村雄彦社長(41)と同級生でバスケ部のチームメート。18年からACに就任していた。クラブを通じて「この地元・仙台でクラブ創設20周年という節目にヘッドコーチをさせていただくことを、感謝するとともに覚悟を持って務めさせていただきます。今まで培ってきた仙台89ERSの『Grind!』というカルチャーをさらに表現し続け、僕自身も選手たちとともに成長して参ります。これからもともに闘ってください。よろしくお願いいたします」などとコメントした。