<明治安田J1:柏1-2鹿島>◇第12節◇6日◇三協F柏鹿島アントラーズが柏レイソルに競り勝ち、3連勝で3位に浮上した。スリリングな展開だった。鹿島は前半4分、縦に速い攻撃からMF名古の得点で先制。強風が吹き荒れる中、風下になった後半は大苦…

<明治安田J1:柏1-2鹿島>◇第12節◇6日◇三協F柏

鹿島アントラーズが柏レイソルに競り勝ち、3連勝で3位に浮上した。

スリリングな展開だった。鹿島は前半4分、縦に速い攻撃からMF名古の得点で先制。強風が吹き荒れる中、風下になった後半は大苦戦。後半20分に追いつかれ、後半27分にはペナルティーエリア内のハンドでPKを献上。大ピンチだったが、キッカーの柏MFマテウス・サビオが左に外した。引き分け濃厚の後半追加タイムに、FW鈴木の浮き球パスをFWチャブリッチがネットを揺らし劇的勝利を手にした。

鹿島のポポビッチ監督は「エキサイティングでエモーショナルで、パッションの詰まった試合だった。喜んでもらえる試合だったと思う」と振り返った。「失点場面まではしたたかに賢く、共通理解を持って、今季一番の出来だったかもしれない。うまく出来ない時間帯で相手に流れを渡してしまったが、盛り返すことを見せられたのは良かった」と総括した。3連戦で体力的にも厳しい中での劇的勝利に「苦しみながら勝ちとった勝利。こういう勝利はチームにいい経験をもたらす」と今後の成長に期待を寄せた。