<バスケットボール男子Bリーグ1部(B1):横浜BC87-79川崎>◇第36節◇5日◇神奈川・横浜BUNTAI中地区6位の横浜ビー・コルセアーズがリーグ最終戦となった同4位川崎ブレイブサンダースとの「神奈川ダービー」を制し、23-24年シー…

<バスケットボール男子Bリーグ1部(B1):横浜BC87-79川崎>◇第36節◇5日◇神奈川・横浜BUNTAI

中地区6位の横浜ビー・コルセアーズがリーグ最終戦となった同4位川崎ブレイブサンダースとの「神奈川ダービー」を制し、23-24年シーズンを勝利で締めくくった。

日本代表でも司令塔を務める河村勇輝(23)が11得点、11アシストで貢献。12点リードで前半を折り返すと、追い上げをかわして逃げ切った。今年4月に横浜文化体育館(20年閉館)跡地にオープンした横浜BUNTAIで記念すべき初勝利。「ほっとしているし、すごくうれしい」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

青木勇人ヘッドコーチから「(今季は)勝ちたい気持ちが前面に出てきた」と評される若きエースは、心身ともに成長を続けている。この試合前まで得点ランキングで2位(試合平均20・9)、アシストランキングで1位(試合平均8・1)を記録した一方、チームは24勝36敗と大きく負け越し、2年連続の上位8クラブによるチャンピオンシップ(プレーオフ)出場を逃した。全60試合を終え、河村は「チームの結果に結び付かなくてすごく悔しい。現実を受け入れないといけない」と反省。「成功を得るためには苦しみは避けて通れない。今シーズン学んだことを今後のキャリアにつなげていければいい」と闘志を燃やした。

来季の去就については「世界的に見たら若くないのでビーコル(横浜)と話し合いながら」と明言を避けつつも、海外挑戦を示唆した。次の舞台は今夏のパリ五輪。目標とするベスト8進出へ、ステップアップを続けていく。