「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・最終日」(5日、茨城GC東C=パー72) 今季国内メジャー初戦を制したのは日韓の女王ではなく、15歳の韓国の超新星だった。10位から出たアマチュアのリ・ヒョソンが1イーグル、5バーディー、2ボギ…

 「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・最終日」(5日、茨城GC東C=パー72)

 今季国内メジャー初戦を制したのは日韓の女王ではなく、15歳の韓国の超新星だった。10位から出たアマチュアのリ・ヒョソンが1イーグル、5バーディー、2ボギーの67をマーク。通算8アンダーで、大逆転優勝を果たした。

 前半のボギーなしの2バーディーで優勝争いに姿を現した。後半はボギー、バーディーが入り乱れる展開だったが、17番をバーディーとすると、18番パー5は2オンに成功し、約3~4メートルのイーグルチャンスに。重圧の大きいファーストパットを見事沈め、ホールアウト時点で首位に立った。プレーオフを待ち練習グリーンで調整を続けていたが、後続の佐久間、山下、李叡源(韓国)は追いつけず、日本の大きなメジャータイトルをつかんだ。

 2019年の古江彩佳以来史上8人目のアマチュアでのツアー優勝となったが、記録ずくめのVだった。2008年11月11日生まれで、15歳176日での日本の女子ツアー優勝は、勝みなみの15歳293日を更新する史上最年少記録。また公式競技(メジャー)での7打差の逆転優勝も、最も大きい逆転劇となった。