◆プロバスケットボール男子 ▽Bリーグ 川崎79―87横浜BC(5日、横浜BUNTAI) 今季最終戦が行われ、川崎は、横浜BCに79―87で敗れた。川崎の元日本代表、ニック・ファジーカスは現役最後の試合となり10得点、8リバウンドをマーク。…

◆プロバスケットボール男子 ▽Bリーグ 川崎79―87横浜BC(5日、横浜BUNTAI)

 今季最終戦が行われ、川崎は、横浜BCに79―87で敗れた。川崎の元日本代表、ニック・ファジーカスは現役最後の試合となり10得点、8リバウンドをマーク。この日は、両チーム最初の3ポイントを成功。ゴール下でも巧みに相手を交わして得点するなど、最後まで持ち前のシュート力を発揮した。Bリーグ通算434試合出場で、キャリアに幕を下ろした。

 米国出身のファジーカスは、身長207センチでゴール下から外角のシュートまで、幅広い攻撃力が大きな武器。NBAのマーベリックスやクリッパーズでもプレーし、2012年に来日し、東芝(現・川崎)に入団。Bリーグでは2016~17年にMVP&得点王を受賞。18年4月には日本国籍を取得し、日本代表に選出された。当時、日本はW杯予選で0勝4敗と敗退崖っぷちの危機的状況だったが、ファジーカス、八村塁、渡辺雄太が加わるなどし連勝。最終的には8連勝で締め、2019年W杯(中国)出場を決めた。W杯でも日本代表として全5試合に出場。日本の開催国枠での45年ぶりとなる五輪出場に大きく貢献した。

 引退発表の際には、「やっぱりもうあと1年だと感じた。ここで僕が引退発表したかったのは、ここまで川崎のファンのみなさんに支えられてきたから。僕自身と僕の家族で決めた判断」とコメントしていた。