<オリックス3-1日本ハム>◇4日◇京セラドーム大阪オリックスのエスピノーザが驚異的な粘りでリーグトップタイの4勝目を挙げ、チームの4連敗を止めた。日本ハムに毎回の8安打も1失点のみ。得点圏での被打率は17打数0安打、つまり1本もタイムリー…

<オリックス3-1日本ハム>◇4日◇京セラドーム大阪

オリックスのエスピノーザが驚異的な粘りでリーグトップタイの4勝目を挙げ、チームの4連敗を止めた。日本ハムに毎回の8安打も1失点のみ。得点圏での被打率は17打数0安打、つまり1本もタイムリーを許していない。再び規定投球回に乗せ、防御率0・55と合わせパ2冠となった。

「あの場面で真っすぐを投げようと考えていた」と振り返ったのは6回だ。2死三塁から郡司を三振。その1球前に、二塁から歩み寄ってきたゴンザレスから「カーブがいいんじゃないか」と助言を受けた。その通りに投げ、外角ボールゾーンながら気迫十分の1球で空振り。「経験を積んでいるゴンザレス選手はすごい」。メジャー11年の実績があるベネズエラ出身の先輩に感謝した。

キッズファンが主役の「オリっこデー」。右腕は同国のレジェンド内野手オマー・ビスケルがあこがれだった。「子どもたちは夢をあきらめないで」と笑顔でスタンドに呼びかけた。

○…西川が移籍後初のマルチ打点だ。1回は無死一、三塁から遊ゴロで先制点。3回は1死二塁から右前に適時打。17打席ぶり安打で3点目をたたき出した。それでも打率2割少々とあり「数字を見れば当然物足りない。全然まだまだ。何とか貢献できるように」と意欲的。1回には初盗塁も記録した。

▽オリックス中嶋監督(4勝目のエスピノーザに)「いつもより変化球の精度が良くなったけど粘った」

▽オリックス宗(3回、チーム41イニングぶり適時打)「加藤投手とは今年初対戦だったけど、しっかり準備して結果が出た」

▽オリックス・マチャド(故障した守護神、平野佳の代役で初セーブ)「8回でも9回でも準備はできている。平野さんの代わりをやっているだけなので、早く平野さんが戻ってくることを願っています」